ここから選ぶ予定! 八八艦タブと一緒に買いたいワイヤレスキーボード:やっぱ、フルで使うならキーボードもほしいっす
「Windows 8.1」「8インチ」タブレットのなにがすごいって、7インチAndroidタブレットのように自由な体勢でフルのWindowsが使えること。ならば、勝手に2-inー1にしてしまおう。
せっかく導入したWindows 8.1をフルで使うなら
Windows 8.1を導入して8インチのディスプレイを搭載するタブレットが、この年末から年明けにかけて登場する。本体サイズは、Android導入タブレットで主流の7インチディスプレイ搭載モデルと比べてわずかに大きく、重さも300グラムから400グラム半ばと、こちらも2012年から2013年に登場したAndroid導入の初期型7インチディスプレイ搭載モデルとほぼ同じだ。
要するに、初代のNexus 7と本体サイズと重さがほぼ共通で、本体を利用する“体勢の自由度”もほぼ同じにできるということになる。布団の中やソファに寝そべってもフルWindowsが“無理なく”使える環境が実現するわけで、まったくもってすごい時代になった。
電車の移動や街中でのちょっとした空き時間でも、いままでは、多少の“できないこと”はしょうがないと納得、もしくは、がまんしながら7インチディスプレイAndroidタブレットを使っていた局面でも、フルWindows導入PCが8インチディスプレイ搭載タブレットになったことで、自由にWindows対応アプリケーションを使えるようになった。
Windows対応アプリケーションが自由に使えるおかげで、“あの”ブラウザゲームがいつでもどこでもやりまくれて「ぐっへっへ」という視点で盛り上がっているWindows 8.1導入の8インチディスプレイ搭載タブレット、ああああ! もう面倒だから、超私的に気に入っている「八八艦タブ」と呼んでしまおう。その、八八艦タブだが、“心ある”ITアナリストやユーザーは、「いやいや、そのゲーム以外にも注目すべきところがあるでしょう」といっている。
「おお、それはなんでしょうか?」「実売価格4万円を切るタブレットに最新のMicrosoft Officeシリーズがバンドルされているんですよ。そこに注目しないで何がレビューですか」
……とは直接いわれていないが、確かにWindows 8.1を導入したデバイスならば、Microsoft Officeシリーズも“がまん”することなく自由自在に使うことができる……、んー、できるがそうなると、入力作業もしたくなる。特に、デバイスを設置するスペースに制約がある場合、例えば、電車や飛行機のテーブルや、スタンドタイプのコーヒーショップなど、「ちょっと空いた時間で作業をしたい」ときに定番の場所では、12.1インチディスプレイ搭載ノートPCでも置く場所に苦労する(経験談)。こういうときに、八八艦タブなら、すっと置いてすっと作業することが可能だ。
Bluetoothキーボードは必要ですね
となると、八八艦タブと組み合わせて使えるキーボード、できることなら、ワイヤレスのBluetoorh接続キーボードがほしい。そういえば、ディスプレイサイズが7.9インチと八八艦タブとほぼ同じiPad miniでは、ディスプレイカバーを兼ねたBluetoothキーボード(日本でいうところの、サンワサプライの「400-SKB041」など)を使っているユーザーがたくさんいた。海外の取材で関係者用控え室にいくと、ほとんどの関係者が、iPad miniとそのキーボードを組み合わせて、長々とした原稿を入力していた。
もしかすると、八八艦タブでも使えるのではないだろうか? そんな期待を胸に、評価用の「Miix 2.8」を載せてみた、が。
残念、本体がわずかに大きくて、キーボードの溝からはみ出してしまった。しかし、iPad mini対応Bluetoothキーボードにはもう1つのタイプがある。その「MiniSuit NewYork Apple iPad mini Bluetooth ワイヤレス キーボード」では、ディスプレイヒンジの部分が「U」字形状になっていて、そこに本体をはさんで使う。本体の長さは自由になるが、厚さがぴったりはまる必要がある。iPad miniの厚さは7.5ミリ。Miix 2.8の厚さは8ミリ。その差は0.5ミリ。おお、こりゃ何とかなるんじゃないか。
0.5ミリ厚いMiix 2.8がぴったりはまった。キーボード側の支え内側に布が貼ってあるので、すーっと本体が入って傷をつける心配もないし、本体がぐらつくこともない。本体を外すときもスムーズだ。
このキーボード、単体の重さは実測で242グラム。Mixx 2.8と組み合わせた状態で重さは586グラムだった。キーボードはアイソレーションタイプで、キーピッチは実測で約15ミリ、キートップサイズは約12.5ミリ。キーボードの間隔を広く確保しているので、キーピッチのサイズほどに打ち間違いは少ない。キーストロークも実測で2ミリあったので、このサイズのキーボードとしては打ち心地は悪くない。キーを押しているとキーボード本体はややたわむが、誤動作もなく長い文章でもストレスを感じることなく入力できた。
iPad mini対応キーボードなので、Windows 8.1で使うショートカット操作で必要なWindowsキーはないが、cmdキーが代用になるので、OSの操作関連で不便はない。
いままで、このサイズのデバイスと使おうと思ったら、何かしら“がまん”をしてAndroid、または、iOSのデバイスを使うしかなかった。そのがまんに耐えかねてフルWindowsを導入して10インチ以上のディスプレイを搭載したノートPCを使うと、今度は、移動中の乗り物やコーヒーショップのテーブルでPCを置く場所を確保するのにストレスを感じるようになる。ひどいとき(特に飛行機で)には、ストレスを感じるぐらいならPCを使うのをやめようと思うほどだった(いや、仕事をしない言い訳ではないんですよ)。
キーボードとセットにしたMiix 2.8なら、作業で何かしらがまんをすることもないし、デバイスを置く場所を確保するのにストレスを感じることもない。別な視点で考えると、せっかく導入したWindows 8.1をフルに活用するならば、コンパクトなワイヤレスキーボードは用意しておきたい。その意味で、ここで取り上げたMiniSuit NewYork Apple iPad mini Bluetooth ワイヤレス キーボードは、八八艦タブと一緒に購入しておきたいオプションとして有力な選択肢となるはずだ。
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