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TCAと携帯5社、緊急時に救助機関へ位置情報を提供――3月24日から順次
TCAと携帯キャリア各社は、緊急時に携帯電話利用者の位置情報を取得し、その情報を救助機関に提供すると発表した。3月24日以降順次実施する。
電気通信事業者協会(TCA)とNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス、ウィルコムは、災害や事件・事故などで携帯電話利用者の生命や身体に危険が迫り早期の発見が求められる際、救助機関(警察、海上保安庁、消防その他これに準ずる機関)の要請に基づいて位置情報を取得してそれを提供すると発表した。
位置情報の提供は、総務省主催の「緊急時等における位置情報の取扱いに関する検討会」における検討結果(2013年7月)および電気通信事業における個人情報保護に関するガイドラインの改正(2013年9月)を受けたものだ。
ドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルは3月24日に提供を開始する予定で、イー・アクセスとウィルコムも準備が整い次第順次開始する。
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