「LINE電話」Android版、日米含む8カ国で提供
LINEが、国内外の固定・携帯電話と低料金で通話できる「LINE電話」Android版の提供を開始した。iPhone版も近日中に提供予定だという。
LINEは3月17日、LINEから固定・携帯電話へ低料金で通話できる新サービス「LINE 電話/LINE Call」Android版の提供を開始した。対象地域は、日本、米国、メキシコ、スペイン、タイ、フィリピンの6カ国にコロンビア、ペルーを加えた8カ国。iPhone版の提供も近日中に開始するという。
LINE電話/LINE Callは、初期設定不要で、LINEから一般の固定・携帯電話番号へクリアで途切れにくい高音質な通話を低料金で利用できるというIP電話サービスだ。サービス対象国の端末からであれば、世界中の固定・携帯回線に電話を掛けられる。利用するには、LINEアプリを最新バージョン(Android ver 4.1.0)にアップデートする必要がある。
料金プランは、利用する通話時間分を事前にチャージする「コールクレジット」と、購入から30日間利用できる「30日プラン(上限60分)」の2つ。コールクレジットの通話料は、固定電話へは1分3円、携帯電話へは1分14円。チャージプランは、100/300/500/1000/3000/5000円の6種類を用意した。
30日プランの通話料、固定電話のみに通話する場合1分2円。固定・携帯電話へそれぞれ通話するプランはいずれも1分6.5円となる。ただし、30日プランで通話できる相手先は、特定の国および端末に限定される。通話残額は期間終了後には繰り越せない。なお、料金には消費税の相当額が加算されない。また、通話料はそれぞれ国別に異なる。
決済は、LINEアプリ内決済(「コールクレジット」のみ)もしくは、LINEウェブストアから購入方法を選んで行う。Android端末の場合は、LINEコインを使用した通話も可能だ。1LINEコインあたり2コールクレジットとして利用できる。
また、2月27日からの事前応募に参加した50万人のユーザーには、同日から順次LINE電話で100円分の通話ができるクレジットを配布する。
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