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サムスンが「GALAXY Note Edge」を世界で最初に日本で発売する理由GALAXY WORLD TOUR 2014 TOKYO

サムスンが「GALAXY WORLD TOUR 2014 TOKYO」を開催し、国内で「GALAXY Note Edge」などの新モデルを披露。Note Edgeを世界で最初に市場投入する理由などを説明した。

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 サムスン電子ジャパンは10月8日、新製品説明会「GALAXY WORLD TOUR 2014 TOKYO」を都内で開催。曲面ディスプレイを搭載した「GALAXY Note Edge」やタフネスモデルの「GALAXY S5 ACTIVE」、クラス世界最薄をうたうタブレット「GALAXY Tab S」シリーズ、そしてウェアラブル端末の「Gear S」、Bluetoothヘッドセットの「Gear Circle」などを紹介した。

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GALAXY WORLD TOUR 2014 TOKYO
photophotophoto イベントはエッジスクリーンの機能をイメージしたパントマイムショーで幕開けした

 GALAXY Note Edgeは、KDDI版の「SCL24」が10月23日に発売されるほか、NTTドコモ版の「SC-01G」も10月下旬の販売開始を予定している。9月3日にグローバル向けに発表されたGALAXY Note Edgeが市場に投入されるのは日本が世界で一番早い。

photophoto 左から、サムスン電子の山下氏、大越氏、阿部氏、増田氏(写真=左)。セットの巨大GALAXY Note Edgeを使ったデモも(写真=右)

 その理由について同社営業チームの阿部崇氏は、「日本のマーケットは世界で最も洗練された市場で、当社にとっても重要な市場。また東京は長きに渡って家電製品、特にモバイル製品のトレンドセッターでもある。日本でのヒットが世界への足がかりといえる。それが、史上初の曲面ディスプレイを搭載したGALAXY Note Edgeを、世界で一番初めに販売する理由だ」と説明した。

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「GALAXY Note」ユーザーという辻よしなりさんが司会進行を務め、大越氏とギャラクシーマスターの増田氏と山下氏がGALAXY Note Edgeなど新製品の特徴を解説した

 続いて、同社プロダクトチームの大越一博氏と、ギャラクシーマスター(GM)の増田氏と山下氏が、新製品をデモンストレーションした。5.6型のスーパー有機ELディスプレイを搭載するGALAXY Note Edgeは、2560×1440ピクセルのメイン画面に加えて、幅160ピクセルの“エッジスクリーン”と呼ばれるフレームレスの曲面ディスプレイを搭載。

 エッジスクリーンにはよく使うアプリのアイコンを登録できるほか、動画再生時のコントローラーやカメラのシャッターといった操作用のインタフェースを表示でき、メイン画面をより広く利用できるのが特徴だ。また定規などのちょっとした便利ツールも表示できる。

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エッジスクリーンがあることで、メインディスプレイをより広く使うことが可能になる
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マルチウィンドウ機能も充実し、複数画面を開いたPCのような操作も行える
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「S Pen」は筆圧を従来から2倍の細かくさで検知できるようになり、よい手書きに付いたという

 カメラは有効約1600万画素CMOSのメインカメラに加え、より快適に自分撮り(セルフィー)をするために約370万画素CMOSと高画素でF1.9と明るいレンズのインカメラを搭載した。インカメラの画角は90度で、さらに120度までの広い範囲を撮影できるモードも用意。インカメラで撮影する際は撮影時に手ブレしないよう、背面の心拍センサーから指を放すことでシャッターを切る操作も行える。

 またサウンド面ではハイレゾ音源の再生のほか、3つのマイクを使ったICレコーダー機能も搭載。8方向の音を録音して任意の方向の音だけを再生するといった使い方も可能だ。

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ノートアプリには、ホワイトボードを撮影してゆがみを補正し、OCR処理をするビジネスマン向けの機能を追加した
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インカメラは自分撮り(セルフィー)向けの機能が進化。パノラマ撮影のように、広い範囲を1度に撮影するモードを追加された
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サウンド面ではハイレゾ音源の再生に加え、圧縮音源でもハイレゾ並に音質を補完するK2HDコーディングを搭載

 GALAXY Note Edgeは、Androidファブレットの元祖ともいえる「GALAXY Note」シリーズの最新機種でもあり、革のような質感で高級感のある背面パネルや、高解像度な大画面ディスプレイを生かすためのマルチウィンドウ・マルチタスク機能が充実。そしてシリーズの象徴とも言える収納式のスタイラスペン「S Pen」は筆圧検知が従来モデルの2倍である2048段階に引き上げられ、より手書きに近い書き心地を味わえるという。

photophoto 「GALAXY Note Edge」(写真=左)と「GALAXY S5 ACTIVE」(写真=右)

 ドコモが10月4日に発売した「GALAXY S5 ACTIVE SC-02G」は、GALAXY S5をベースにしたタフネス仕様のスマートフォン。米国国防総省の物資調達規格(MILスペック)「MIL-STD-810G」が定めた18項目の試験――防水・防じん・耐衝撃・耐振動・対質・耐日射・塩水耐久・低圧対応・温度耐久・耐氷結――をクリアしており、アウトドアなど使い場所を選ばないのが特徴のモデルだ。

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通話も可能なウェアラブル端末の「Gear S」
photophoto 腕にフィットする曲面ディスプレイを採用した(写真=左)。スワロフスキーとコラボしたモデルも展示。日本での発売は未定だ(写真=右)

 腕時計型のウェアラブル端末「Gear S」は内蔵の歩数計や心拍センサーによる健康管理機能はもちろん、3GまたはWi-Fiによる通信機能を備えており、Gear Sのみでメールの送受信や通話(3Gモデルのみ)が行えるデバイス。親機となるスマートフォン(GALAXYシリーズ)が手元になくても、メールや通話の着信を確認でき、折り返しの電話やメールが行えるのが特徴だ。国内ではドコモが3G対応モデル、そしてKDDIがWi-Fi専用モデルを販売する予定だ。

 もう1つのウェアラブルデバイスである「Gear Circle」は、左右のイヤフォンをマグネットで1つにまとめられるBluetoothヘッドセット。イヤフォンをまとめるとコードがネックレス状になり、使わない場合でも自然に身に付けられるという。また電話がかかってくると首の部分が振動して着信を伝えるほか、(1つになっている)イヤフォンを離す操作で電話に出ることもできる。

photophotophoto ネックレスのように身に付けられるBluetoothヘッドセットの「Gear Circle」(写真=左)。左右のイヤフォンはマグネットで1つにできる(写真=中央)。首の部分が振動して着信を伝える(写真=右)

 またこれまでサムスンが直接販売していたAndroidタブレットの「GALAXY Tab S」シリーズが、ドコモとKDDIからも販売される。ドコモ向けは8.4型モデルのみで、もちろんLTE通信にも対応。さらに純正のBluetoothキーボードを同梱し、ノートPCのような使い方を訴求する。一方のKDDIは10.5型モデルのみを販売し、こちらはLTEのほかWiMAX 2+もサポートしている。

photophoto ドコモが販売する「GALAXY Tab S 8.4 SC-03G」は、サムスン純正のBluetoothキーボード付き(写真=左)。10.5型はauが「GALAXY Tab S SCT21」として販売する(写真=右)
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「Gear VR」

 また国内投入が未定の「GALAXY Note 4」を使った、没入型の仮想現実(VR)ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Gear VR」の体験コーナーも用意されていた。Gear VRはFacebook傘下となった米Oculusと共同開発したHMDで、3D映像を頭の動きに合わせた360度の視野で体験できる。ヘッドセットに固定されたGALAXY Note 4が映像と音声を再生するため、ワイヤレスで利用できる手軽さが特徴。またヘッドセットの側面に操作用のタッチパネルを備えている。

 デモでは、一人称視点のアクションゲームと、ゲーム開発環境「Unity」の美少女イメージキャラクター「ユニティちゃん」が目の前で歌って踊ってくれるデモが堪能できた。

photophoto 内部にレンズがあり(写真=左)、「GALAXY Note 4」(日本未発売)をセットして利用する(写真=右)
photophoto 左右の側面。右側面に操作用のタッチパネルや戻るキーがある
photophoto 本体上部にピント調整用のダイヤルがある(写真=左)

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