ワイドQHDの高精細画面×使いやすさ――「ARROWS NX F-02G」が放つ魅力(1/2 ページ)
過去最高にして唯一のワイドQHDディスプレイを持つ富士通製Androidスマートフォン「ARROWS NX F-02G」。ハイスペックなだけでなく、使い勝手にも配慮した同機の魅力をお伝えしたい。
NTTドコモの2014-2015年冬春モデルとして11月19日に発売された「ARROWS NX F-02G」。フルHDを超えるワイドQHD(2560×1440ピクセル)表示の5.2型IPS液晶、2070万画素のメインカメラと高速通信、そしてバッテリー持ちと文字入力の快適さなどが特徴だ。
今回は、筆者が同機を使って感じた魅力をお伝えしたいと思う。この冬にスマートフォンの購入や買い換えを検討しているITmedia読者の皆さまの参考になれば幸いだ。
4Kテレビ超えの“画素密度”で写真・動画を楽しむ
冒頭でも述べた通り、F-02GはワイドQHD表示対応の5.2型IPS液晶を採用する。この液晶をppi(1インチ当たりの画素数)で表すと564ppiとなる。同じ画面サイズで比較すると、HD(720×1280ピクセル)の2倍、フルHD(1080×1920ピクセル)のおよそ1.33倍の画素密度だ。画面サイズが小さい分、最近話題の4Kテレビ(3840×2160ピクセル)よりも画素密度は高い。画素密度が高いほど画像をよりきめ細やかに表示できるので、写真をスマホで見て楽しむことが多い人には非常に魅力的だ。
IPS液晶は、視野角が広く、斜めから見たときの色調変化が少ないという特性を持つ。複数人で一緒に写真や動画を見る際にも役立つ。
F-02GではUSB機器を接続する「USBホスト」(USB On-The-Go)機能が“復活”している。キーボードやマウスをつないでPCライクに使うのもいいが、ここは液晶の高精細さを生かすべく、デジタルカメラやビデオカメラをつなぐことをおすすめしたい。4K動画の再生もこなせるだけのスペックを有しているので、4Kビデオカメラのお供にもピッタリだ。
よりキレイに撮影できるようになったカメラ
2014-2015年のドコモ冬春モデルの共通テーマとして、インカメラ機能の強化による「自撮り(セルフィー)」の充実が掲げられている。F-02Gも例外ではなく、インカメラのセンサーが約210万画素に向上し、レンズもより広範囲を撮影できる広角レンズを採用。これにより、よりキレイに、より大人数での自撮りが可能となった。
メインカメラはソニー製の約2070万画素CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」、ノイズを抑えた薄型高性能レンズと富士通独自の画像処理エンジン「GRANVU」(グランビュー)を組み合わせている。カメラアプリは極限までシンプル化していて、設定できる項目が非常に少ない。しかし、「ヒューマンセントリックエンジン」を活用した高速オートフォーカスと高速かつ高精度なシーン検出によって、シャッターを切るだけで良質な写真を撮影できる。
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