ワイドQHDの高精細画面×使いやすさ――「ARROWS NX F-02G」が放つ魅力(2/2 ページ)
過去最高にして唯一のワイドQHDディスプレイを持つ富士通製Androidスマートフォン「ARROWS NX F-02G」。ハイスペックなだけでなく、使い勝手にも配慮した同機の魅力をお伝えしたい。
大きいが持ちやすいボディ
「5.2型の大画面がウリ」ということはそれだけ本体が大きくなるということでもある。本体が大きいと、持ちやすさをはじめとする操作性も気になるところ。
本体は適度に面取りがなされていて、持った際に手の中に“刺さる”ような感覚はない。また、本体背面は滑りにくく加工されていて、手のひらが汗っかきな筆者でも安心して使える。なお、Blackの本体は背面にテクスチャー模様が刻まれていることにも注目したい。
さらに、富士通スマホでは「スライドディスプレイ」機能を使って大画面を不便さを大幅に緩和している。その名の通り、画面の上部をスライドして、片手で届く範囲まで下に降ろしてくれる機能だ。うまく活用すれば、片手で大画面を自在に操れる。片手で使う便利機能としては、「スライドインランチャー」や「キャプメモ」「なぞってコピー」などもある。
データのダウンロードをさらに快適にする「高速ダウンロード」
富士通のドコモ向けスマートフォンでは「ARROWS NX F-05F」から搭載された「マルチコネクション」。Wi-Fi(無線LAN)の電波が不安定な場所でもLTE/3Gでのパケット通信を維持しておくことで“接続が切れない”ようにしている。地下鉄の駅ではWi-Fi、駅間ではLTE/3Gで通信ということになっても、通信が途切れることなくシームレスに利用できる。
F-02Gでは、これに加えて「高速ダウンロード」という機能が追加された。この機能では、データダウンロード時のセッション(同時接続)数を増やすことによってダウンロード速度を向上させている。Wi-Fiのみ、LTE/3G通信のみでも有効にすれば高速化効果を得られるが、Wi-FiとLTE/3Gのパケット通信を同時利用することで、さらに効果が高まるようになっている(もちろん、パケット通信料金もかかる)。「Playストア」または「ダウンロードマネージャ」を利用するアプリで、1Mバイト以上のデータをダウンロードする際にその恩恵を受けることができる。以前、筆者が担当した写真紹介記事に掲載した動画を見ると、その実力が分かるだろう。
コミュニケーションもさらはかどる文字入力機能
2014年夏モデルから富士通スマホ/タブレットに搭載され始めた文字入力システム「Super ATOK ULTIAS」(スーパーエイトックウルティアス)。PC版ATOKと同じ変換エンジンを採用し、「ATOK Sync」や「ATOKキーワードExpress」などのクラウド機能(ジャストシステムの「Justアカウント」が必要)にも対応している。特にATOKキーワードExpressでは、流行語をインターネット経由で取得できるため、常に最新の単語を利用できる。また、住所を補完して変換してくれる機能や、郵便番号辞書など、アプリとして配信されているATOKにはない機能も備わっている。
F-02Gでもこの文字入力システムを採用しているが、一発入力できずに単体で漢字変換した単語を即座にユーザー辞書に登録する機能が追加された。これにより、内輪のみで使う用語やATOKキーワードExpressでは追いつかない“新しすぎる”単語にも対応しやすくなった。
コピーや切り取りをする際の文字選択のしやすさも工夫されている。選択したテキストの真上にメニューが表示されるので分かりやすい(一部アプリを除く)。
ARROWSならではの「スマート指紋センサー」
ARROWSといえば、外せないのが「スマート指紋センサー」だ。今でこそ、複数のメーカーが指紋認証センサーを採用しているが、富士通ではフィーチャーフォンの時代から指紋センサー搭載を真剣に取り組んできた。精度面ではいまだに他社の追随を許さないほどの正確さを誇る印象だ。
F-02Gでもスマート指紋センサーを搭載している。スリープのオン/オフ、ロック画面の解除はもちろん、セキュリティ解除や個人情報を隠す「プライバシーモード」のトリガーとしても利用できる。
若干(筆者的には)駆け足であったが、F-02Gの魅力の一端に触れていただけたかと思う。全国のドコモショップなどに行けば、実際に手に取って試せる実機が用意されている。また、富士通主催のタッチアンドトライイベントも実施されているので、気になる皆さんは、この記事でご紹介した機能を中心にぜひ試してみてもらいたい。
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