「mineo」がプリペイドSIMを提供へ。:SIM通
KDDI(au)の通信網を利用する格安SIM「mineo(マイネオ)」が、訪日外国人向けにプリペイド方式のSIMを提供すると発表。いったいどんなサービス内容なのか大胆予想してみました。
KDDI(au)の通信網を利用する格安SIM「mineo(マイネオ)」を提供するケイ・オプティコムは、訪日外国人向けに料金先払い(プリペイド)方式のプリペイドSIM契約を開始する方針を昨年12月に明らかにしました。今年の早い段階でのサービス開始を予定しているとのこと。
プリペイドSIMは、データ通信料金を必要なぶんだけ先払い(チャージ)しておき、チャージ分が無くなったら再チャージすることで使えます。身近なものでいうと交通系ICカード(Suica、PASMOなど)、電子マネーカードなどと同じようなものです。
それ以外にもMVNOが提供する月額の格安SIMサービスと比較し、メリットが幾つかあります。
- 契約時に本人確認書類が必要ない
- クレジットカードや銀行口座がなくても契約可能
- 解約手数料を気にせず、解約手続きも必要ない
- 予め容量・期間が決まっているので使いすぎる心配がない
特に訪日外国人や仕事で一時的に使う人などの短期利用や、または親が子どもに渡す際にも使いすぎを気にする必要がないので良さそうです。
現状のプリペイドSIMはどのようになっている?
ところで、2015年2月現在において提供されているプリペイドSIMはどのようなものがあるのでしょうか?その全てをまとめてみました。
【主要MVNO各社 プリペイドSIM価格まとめ:期間型(pdf)】
【主要MVNO各社 プリペイドSIM価格まとめ:容量型(pdf)】
まとめてみると、大きくわけて2つのプランに分かれることがわかりました。「容量型」と「期間型」です。「容量型」はあらかじめ決められた容量を使い切るか一定期間(30日間や90日間など)を過ぎると使えなくなるサービス。多くのプリペイドプランがこれに当たります。
「期間型」は一定期間使い放題にするサービス。このプランは例えば30日間などの決められた期間であれば高速データ通信の使用量制限なく使えるようになっているのが特徴です。前述した容量型も期間は定められていますが、その場合は「使用期限」という意味合いになっています。
どちらを選んだほうが得なのかと言うと、一般的に容量型だと言われています。期間型はリミットなく使えるのが魅力な反面、容量型よりも高額。一方、容量型は容量制限があるものの、価格が安く、またリチャージすることで、容量を使い切るor期間が来るまで使えます。必要に応じた使い方ができますね。
大胆予想!「mineo」のプリペイドプランはどうなる?
「訪日外国人向けとして早期にプリペイドSIMを提供したい」という程度しか公開情報がありませんが、サービスを提供しているプリペイドSIMサービスを参考にしながら、mineoプリペイドプランを予測してみました。
- パッケージ代金(初期費用) 3,500円前後
- 利用できる容量 1GB/30日間
- 通信サービス LTE(KDDI網)
- チャージ 1,000円前後 30日間
もちろん、現在提供されているプリペイドSIMではあまり見ることのできない大容量タイプを投入してくる可能性もあるとは思いますが、現在、mineoが提供している月額プラン内容から考えると、他社と大きく離れた内容にはならないと思います。
「mineo(マイネオ)」のプリペイドに期待したいこと
プリペイドSIMサービスに参入してくる「mineo(マイネオ)」は、サービスとしては後発になるのでで、他にはない魅力的なサービスを期待したいところですよね?
筆者が期待したいことは2点あります。
まず、訪日外国人向けということなので、ぜひともWi-Fiスポットが利用できるパッケージにしてもらい、「容量型」と「期間型」の両方を用意して欲しいということ。
さらに利便性の面において、全国のコンビニ等と提携し「すぐに買え、チャージできる」という環境を整備して欲しいと思っています。
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