「プレミアムからカジュアル、タフネスまで」ドコモ冬春モデルの狙い “Marshmallow”対応も迅速に:生体認証も充実(2/2 ページ)
ドコモが冬春モデル発表会を開催し、加藤社長が「4Kスマホ」を始めとする新端末や「PREMIUM 4G」の高速データ通信をアピール。ラインアップの狙いを説明した。
根強い人気があるタフネスモデルとして、MIL規格21項目のほかメーカー独自の落下耐久試験もクリアしたサムスン電子製「Galaxy Active neo SC-01H」も発売する。プレゼンテーションでは加藤社長が「わざと」2回も端末を床に落としてみせた。それでも「ビクともしない壊れない端末。コンクリートの上に落としても問題ない」と断言した。
富士通製の「arrows NX F-02H」は夏モデルと同様に虹彩認証に対応するほか、ナノテクファイバーとアルマイト加工による耐久性の高さを強調。色鮮やかな有機ELディスプレイを搭載した「arrows Fit F-01H」は「なによりお求めやすいことが特長」(加藤社長)と紹介した。2機種ともMIL規格14項目に準拠している。
「Disney mobile on docomo DM-01H」は、加藤社長が「唯一ドコモだけが提供している」ことを強調した。ディズニーパークがテーマになっており、4つのテーマで着せかえができる。同梱のスマホピアスをイヤフォンジャックに挿すと特別なアニメーションが楽しめる。本体はAQUOS Compact SH-02Hがベースだ。
10.1型ディスプレイを搭載したファーウェイ製「dtab d-01H」は、ワンセグ/フルセグを搭載し、harman/kardonの音響技術でチューニングした4つのスピーカーを搭載するタブレット。実はオーディオ好きという加藤社長は、「harman/kardonは我々オーディオ好きにはワクワクするブランド。それもお手軽価格で提供する」と、コストパフォーマンスの高さを訴えた。
dtabの紹介時には「てがき翻訳」アプリの実演も行った。「日本へようこそ」と書くと「Welcome to Japan」と正しく翻訳された。逆に英語で「How's the weather」と手書きすると「天気はどうですか?」と日本語に翻訳された。このアプリはすでに大手人材派遣会社で外国人スタッフとのやり取りに活用されているそうだ。
「P-01H」は1年ぶりに登場したパナソニック製iモードケータイ。メールを読むときなどに簡単に文字を2倍に大きくできることと、端末の開閉や電池残量に応じてユーザーの状態を家族に伝えられる「みまもりメール」について紹介した。
AQUOS ZETAとともに300MbpsのPREMIUM 4Gに対応するNECプラットフォームズ製「Wi-Fi STATION N-01H」。クレードル内に800MHz帯のLTEアンテナを内蔵しており、「クレードルに置くと受信感度が上がる。家の中でも快適にデータ通信できる」と説明した。
そして、9月30日の早朝にGoogleから発表され、報道陣からの注目も高かった「Nexus 5X」。「PREMIUM 4G 262.5Mbpsに対応するのはドコモだけ」(加藤社長)と他社との違いをアピールした。また、Nexus 5Xは最新のAndroid 6.0 Marshmallowを搭載しているが、他のAndroid端末は5.1を採用しており、「古いバージョンだがAndroid 6.0へのバージョンアップをがんばってやっていく」とも語った。
プロダクト部長の丸山誠治氏は、「現状ではグローバルモデルより半年も遅れることがあるバージョンアップだが、この時間を縮めたい」と質疑応答で述べている。なお、Windows Phoneの導入についても問われたが、「(Nexus 5Xは)最新のAndroidを使いたいという要望があったので導入を決めた。Windows Phoneの予定は今のところない」(丸山氏)という。
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