熊本県で震度7の地震、携帯3社が災害用伝言板を提供
熊本県で発生した震度7の地震を受けて、携帯3社が災害用伝言板を開設。安否情報を音声メッセージで送信できる「災害用音声お届けサービス」も利用できる。
4月14日に熊本県で震度7の地震が発生したことに伴い、携帯各社が災害用伝言板の提供を開始した。
災害用伝言板は震度6弱以上の地震など、大きな災害が発生した際に、被災地域から自分の安否情報を携帯電話から登録・確認できるサービス。指定した家族や友人に、災害用伝言板に登録したことをメールで知らせることもできる。
災害発生後に多くのユーザーが一斉に電話をかけると、電話回線へのアクセスが通信設備の許容量を超えてしまい、緊急を要する電話もつながりにくくなる恐れがある。最悪の場合、人命にも関わりかねないので、災害発生時には極力通話をせず、メール、SNS、災害用伝言板などを活用したい。
NTTドコモユーザーはスマートフォンが「災害用キット」アプリから、ケータイがMENUボタン→あんしん、またはiメニュートップから利用できる。
auユーザーはスマートフォンが「au災害対策」アプリから、ケータイがEZボタン→トップメニューから利用できる。
ソフトバンクユーザーは、スマートフォンが「災害用伝言板」アプリから、ケータイがYahoo!ケータイトップから利用できる。
PCや他社携帯からはhttp://dengon.docomo.ne.jp/top.cgi(ドコモ)、http://dengon.ezweb.ne.jp/(au)、http://dengon.softbank.ne.jp/J(ソフトバンク)からも安否を確認できる。
あわせて、自分の安否情報を音声メッセージで登録できる「災害用音声お届けサービス」も提供している。ドコモのスマートフォンは「災害用キット」アプリから、au端末は「au災害対策」アプリから、ソフトバンクのスマートフォンは「災害用伝言板」アプリから利用できる。
ドコモ、au、ソフトバンクを契約していないMVNOなどのユーザーは、NTT東日本/NTT西日本が提供している「災害用伝言板(Web171)」の利用を勧めたい。こちらからも、安否の登録と確認ができる。
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