ソフトバンクモバイル、7月5日から「災害用音声お届けサービス」を提供
ソフトバンクモバイルが、災害時に録音した音声メッセージを3G通信または無線LAN経由で届けられる「災害用音声お届けサービス」を7月5日から提供する。
ソフトバンクモバイルが7月4日、災害時に音声メッセージをパケット通信で送受信できる「災害用音声お届けサービス」を7月5日から提供することを発表した。
同サービスでは、震度6弱以上の地震など大規模な災害が発生した際に、ソフトバンクスマートフォンで録音した音声メッセージ(1回あたり最大30秒)を3G網または無線LAN経由で送信できる。災害時に電話がつながりにくい状況でも、安否情報を音声で届けやすくなる。受信者側にはSMSでメッセージが通知され、音声メッセージをダウンロードして内容を確認できる。ダウンロードすると送信者側にSMSで通知される。
災害用音声お届けサービスは、災害用伝言板アプリから利用できる。Google Playから災害用伝言板をインストールするか、Ver2.0.2以上にアップデートすればよい。対応機種は送信がソフトバンクスマートフォン、受信がソフトバンクスマートフォンと携帯電話。ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクのスマートフォンでも利用できる。iPhoneについては後日対応予定。利用料金やパケット通信料は無料(国際ローミング時には通信料がかかる)。また、7月5日から31日まで災害用音声お届けサービスと災害用伝言板の体験サービスを実施する。
災害用音声お届けサービスの開始に伴い、ソフトバンクスマートフォン向け災害用伝言板アプリを7月5日からWi-Fi経由でも利用可能にする。8月下旬以降には災害用伝言板と「Google パーソンファインダー」を連携させ、災害用伝言板のリンクからGoogle パーソンファインダーにアクセスして安否情報が確認できるようにする。また、災害時に情報収集しやすくなるよう、公共機関や報道機関のTwitterアカウント一覧をソフトバンクモバイルのWebサイト(外部リンク)に7月4日から掲載している。
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