イヤフォンマイク端子のない「iPhone 7/7 Plus」でリモートシャッター自撮り棒を使う方法:荻窪圭のiPhoneカメラ講座
皆さんご存じの通り、「iPhone 7/7 Plus」にはイヤフォンマイク端子がない。これで困った人もいるはず。有線式のシャッターボタンを備えた自撮り棒が使えなくなるからだ。でも、大丈夫。本体に付属する「アレ」を使えばよいのだ。
「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」では、イヤフォンマイク端子がなくなった。それで、一部の人は不安になったかと思う。
iPhoneシリーズのカメラでは、ボリュームキーでキーでシャッターを切れる仕様となっている。そのおかげで、イヤフォンマイクに付いているボリュームキーボタンでもシャッターを切れた。つまり、イヤフォンマイクをケーブルレリーズとして使えたのだ。
要するに、「では、イヤフォンマイク端子のなくなったiPhone 7/7 Plusではイヤフォンマイクでシャッターを切れるの?」ということが不安なのである。特に、一部のリモート撮影機能付き自撮り棒は、この仕組みを使ってシャッターを切ってた。それが使えなくなったら不便だな、と思ってた人も多い……いや多いかどうかは知らないけれど、いるはずだ。
そんな時は本体付属の「アレ」を使うと解決する
というわけで試してみた。iPhone 7/7 Plusに付属する「Lightning-3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ」(以下「Lightningアダプター」である。900円(税別)で単品購入もできるアレである。
さて、うまくいくか。
はい。結論からいうと、あっさりとうまくいった。Lightningアダプターを経由すれば、従来通りリモートシャッターを使えるのだ。
しかし、筆者には自撮りの趣味はないので、自撮り棒をカメラ延長棒として使ってみよう。自撮りしなくても、iPhoneをぐっと伸ばしてより近くで撮ったり、ハイアングルやローアングルで撮ったりする際にも自撮り棒は使えるのである。
ご覧の通り、リモコン付き自撮り棒は、自撮り以外でも便利に使えるので、iPhoneで面白い写真を撮りたい人は、持っててもよいかもしれない。
調子に乗って、ベンチに座ってる猫にぐぐっと自撮り棒を近づけてみたら、「胡散臭いやつが来た……」という顔をされてしまった。確かにうさんくさいよなぁ……。
しかし、よく見ると、猫の目線はiPhoneのカメラじゃなくて、もうちょっと下を見ている。
あ、分かった。iPhoneからぶら下がっているリモコン用ケーブルが気になっているのか。しまった、それは盲点だった……。
もちろん、Lightningアダプターと同じく本体に付属する「EarPods with Lightning Connector」でもシャッターは切れます。ご安心を。
関連記事
- 「写真(Photos)」アプリで明るさ・色・傾きを直そう!
iPhoneで写真を撮ると「明るさ」「色」「傾き」が気になることがある。そんな時はiPhone標準の「写真(Photos)」アプリを使ってみるべし。 - iPhoneで「夜景」「夕景」をきれいに撮る方法
「iPhoneで夜景をきれいに撮れる?」という質問を受けることがたまにあるが、普通の夜景なら撮れます。ただし、「手ブレ」にだけは注意すること。あとはタッチAF/AE&明るさ補正(露出補正)をすることが重要だ。 - エレコム、コンパクトな自撮り棒を発売――軽量・カラフルな2製品をラインアップ
エレコムは、アウトカメラ向けのミラー付きタイプ「P-SSYGシリーズ」と、軽量で持ち運びしやすいカラフルな「P-SSYLシリーズ」の自撮り棒2製品を発売する。 - コンパクトで操作も簡単――Spigenのセルカ棒「S520W」で自撮りをしてみた
Spigenのセルカ棒「S520W」は、スマホのイヤフォンジャックにセルカ棒のケーブルを接続して、手元でシャッターを切る有線タイプ。どれだけ快適に自分撮りができるのか、チェックしてみました。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.