コンパクトで操作も簡単――Spigenのセルカ棒「S520W」で自撮りをしてみた
Spigenのセルカ棒「S520W」は、スマホのイヤフォンジャックにセルカ棒のケーブルを接続して、手元でシャッターを切る有線タイプ。どれだけ快適に自分撮りができるのか、チェックしてみました。
Spigen(シュピゲン)は11月26日から、Amazonストアと楽天市場店でセルカ棒(自撮り棒)「S520W」を販売しています。価格は1490円(税込)。
本製品は、スマートフォンのイヤフォンジャックにケーブルを接続すると、手元でシャッターが切れるようになる、有線タイプのセルカ棒。本体は120グラムと軽量ですが、スティックは約20〜78センチまで伸縮でき、さまざまなシチュエーションでの撮影が可能です。今回はiPhone 6s/6s Plusを使い、実際にセルフィーしてみました。
コンパクトに折りたたんで旅行のお供に
セルカ棒はイベントや旅行などのお出かけ先で使うことが多いアイテムなので、いかに簡単に持ち運べるかが重要なポイントです。その点、本製品はデバイスを固定するホルダー部分が折りたためるので、ポケットや小さなバッグに収納してすぐに取り出すことができます。
スティック部分はラバーコーティングが施されているため、バッグに裸で入れても傷つきにくく、撮影シチュエーションを選びません。落下を防ぐためにストラップを手首につければ、ぬれた手でも安心してグリップできます。
配線をつないで手元のシャッターボタンで撮影
さっそくiPhone 6sを取り付けてみます。スティック部分と同じく、デバイスの設置部分にもラバーコーティングがなされているため、取り付け時にスマホを傷つける心配がなく、一発でセッティングできました。
次にイヤフォンジャックに本製品のケーブルをつなぎ、好きなカメラアプリを起動すれば撮影の準備完了。無線式とは異なり、充電やBluetooth接続が不要なので、誰でも簡単に購入後すぐに使うことができます。
あとはスティックを伸ばしてアングルを決め、手元のシャッターボタンを押すだけ。セルカ棒を使わずスマホを手に持って撮影すると、背景が入らないうえに手元のポーズが限られるため、いかにも「自撮り」した写真になってしまいますが……。
本製品を使用すれば、まるで誰かに撮ってもらったような構図で写真を撮ることができます。グリップ感に優れているうえ、手元でシャッターが切れるため、スティックを最長まで伸ばしても写真がブレる失敗はほとんどありませんでした。
スティック部分は最大78センチまで伸長し、スマホの角度は270度のさまざまな傾きをロックします。そのため三脚での撮影とはまた違ったアングルの撮影が可能です。
5.5型のiPhone 6s Plusでも使える?
S520Wの対応機種は、横幅が56〜83ミリのスマホとなっているため、ボディが大きいファブレットにも対応しています。幅が77.9ミリ、ディスプレイサイズ5.5型のiPhone 6s Plusで試してみたところ、ホルダー部分、ケーブルともに余裕を持って取り付けられました。
ホルダー部分のバネでスマホをがっちりと留めるため、スマホが大きければ大きいほど、取り付け時にはある程度の力が必要になります。ただ前述のようにホルダー部分にはラバーコーティングがされているため、ガシガシはめても傷つきにくい作りなので安心です。
同価格帯のセルカ棒と比べて全体的に作りがしっかりとしており、コストパフォーマンスが高い印象を受けました。年末年始のイベントや冬休みの旅行、卒業式など、これからのシーズンは写真を撮る機会が増えてきます。そんなときは、本製品を使って多彩な写真で思い出を残してみてはいかがでしょうか。
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