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待望のフラグシップコンパクトも! 「Xperia XZ1」「Xperia XZ1 Compact」の実機を写真でチェックIFA 2017(2/2 ページ)

ソニーモバイルコミュニケーションズが、IFA 2017に合わせて「Xperia XZ1」「Xperia XZ1 Compact」を発表した。Xperiaの新しいフラグシップ2機種の実機レポートを、ドイツ・ベルリンの現地からお伝えする。

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待望のフラグシップコンパクト「Xperia XZ1 Compact」

 日本でもファンが多い画面の小さな「Compact」シリーズの新モデルとして、「Xperia XZ1 Compact」も発表された。前モデルの「Xperia X Compact」がミドルレンジモデルの「Xperia X」(日本未発売)をコンパクト化した位置付けだったのに対し、XZ1 CompactはフラグシップであるXZ1をコンパクト化した「フラグシップコンパクト」となっていることが特徴だ。フラグシップのコンパクトモデルは、「Xperia Z5 Compact」以来だ。

Xperia XZ1 Compact
IFA 2017のソニーブースに展示された「Xperia XZ1 Compact」(Twilight Pink)

 XZ1と同じく、プロセッサはSnapdragon 835を搭載。メインメモリもXZ1と同じ4GBとなっており、X Compactの「Snapdragon 650」と3GBメインメモリに不満を覚えた人も満足できるスペックだ。

 防塵(じん)・防水性能について、X Compactでは海外向けは「非対応」、国内向け(NTTドコモの「Xperia X Compact SO-02J」)は「対応(IP65/68等級)」と差を設けていたが、XZ1 Compactはグローバル発表の時点でIP65/68の防塵・防水対応をうたっている。

 アウトカメラはXperia XZ1と同じものを採用し、3Dクリエーターにも対応している。一方で、インカメラは800万画素の「Exmor R for mobile」を採用しており、この点はXZ1より若干見劣りする(XZ1のインカメラは1300万画素のExmor RS for mobile)。しかし、XZ1 CompactはXZ1にはない18mmという超広角レンズを備えている。これにより、120度という広い範囲を撮影できる。グループで自撮りするのに最適な仕様だ。

XZ1 Compactのインカメラ
XZ1 Compactのインカメラは18mmの超広角カメラを備える

 XZ1と同様に、OSは最新のAndroid 8.0を搭載する。ディスプレイの解像度がHD(720×1280ピクセル)でHDR非対応という点を除けば、XZ1をそのままコンパクトサイズにしたモデルと言っても良いだろう。

 XZ1 Compactを手にしてみると、持った印象はX Compactと大きく変わらない。縦横サイズが129×65mmで変わらない。厚さはX Compactよりも0.2mm薄い9.3mmになった。9.3mmは今時のスマホとしてはやや厚く、前モデル同様の厚みが若干気になってしまう。重量は143gとX Compactからわずかに増加。先々代の「Xperia Z5 Compact」と比べても厚さと重さは増していることが気がかりだ。

左側面
左側面(写真)には左側面にSIMとmicroSDのスロットを搭載する。右側面にはボリュームキー、電源キー、カメラキーを備える。電源キーは指紋認証センサー付きだ
上面
本体上面(写真)にはイヤフォンマイク端子を備える。下部にUSB Type-Cがある

 背面はXZ1と同様にスッキリとしたデザインとなっている。展示機には技適マークが入っており、日本市場での発売も期待できる。Z5 Compactを2年間使い続けてきたユーザーはもちろん、ポケットに入れやすいコンパクトなAndroid端末に興味を抱いている人にとって、注目の1台になりそうだ。

背面
背面はスッキリしたデザインとなっている
アウトカメラ回り
アウトカメラはXZ1と同じくMotion Eye。XZ1ほど出っ張っていない
技適マーク
展示機はXZ1と同様に技適マークを表示できた
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