Apple Pencilに対応した新しい9.7型「iPad」発表 3万7800円から
Appleが新しい9.7型「iPad」を発表。32GBモデルと128GBモデルをラインアップ。Apple Pencilに対応し、プロセッサは「A10 Fusion」にバージョンアップした。
米Appleが3月27日(現地時間)、新しい9.7型「iPad」を発表した。日本を含む世界各国で発売する。
32GBモデルの価格はWi-Fi版が3万7800円(税別、以下同)、Wi-Fi+Cellular版が5万2800円。128GBモデルの価格はWi-Fi版が4万8800円、Wi-Fi+Cellular版が6万3800円。カラーはシルバー、ゴールド、スペースグレイの3色。オンラインストアでは既に注文ができ、記事執筆時点(日本時間の3月28日2時)時点で注文すると、3月30日〜4月3日に届けられる。Apple Storeではまだ販売されていない。
教員向けには割引価格が設定されており、32GBモデルのWi-Fi版が3万5800円、Wi-Fi+Cellular版が4万9800円、128GBモデルのWi-Fi版が4万6800円、Wi-Fi+Cellular版が6万1800円。
既存の9.7型iPadを置き換える製品で、最大の特徴は新たに「Apple Pencil」に対応したこと。イラストを描いたりメモを記録したりできるのはもちろん、「Pages」「Numbers」「Keynote」「Office」などのアプリ上で注釈を書き加えたり、メールに添付する画像にメモを書き込んだりもできる。Pages、Numbers、Keynoteでの手書き機能は、各アプリのアップデートにより対応した。Apple Pencilは1万800円の別売りで、教員向けには9800円で販売する。
プロセッサは「A9」から「A10 Fusion」にバージョンアップし、4K動画の編集やグラフィックスを駆使したゲームの操作を快適に行えるとしている。ARアプリの利用も可能。
サイズは169.5(幅)×240(高さ)×7.5(奥行き)mm、重量はWi-Fi版が469g、Wi-Fi+Cellular版が478gで、いずれも前モデルから変わっていない。Retinaディスプレイの解像度は1536×2048ピクセル。ホームボタンには指紋センサーの「Touch ID」を内蔵している。カメラはアウトが800万画素、インが120万画素。
最大通信速度(理論値)はWi-Fi接続時が866Mbps、モバイル回線接続時が300Mbps。Wi-Fiでのインターネット、ビデオ、オーディオの利用時間は最大10時間、モバイル回線でのインターネット利用は最大9時間。Apple SIMに対応しており、海外で世界180以上の国と地域の携帯キャリアを選択できる。LTEの対応バンドは1、2、3、4、5、7、8、12、13、17、18、19、20、25、26、27、28、29、30、38、39、40、41で、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクのネットワークに対応している。
【更新:2018年3月28日11時13分 価格を一部追記しました】
関連記事
- Appleが3月27日に学校でイベント 教育関連の発表でiPadも登場する?
Appleが3月27日に、米イリノイ州シカゴの公立学校で発表会を開催。タイトルは「Let's take a field trip」。教育関連のサービスやデバイスが発表される可能性が高い。 - Retinaディスプレイを搭載した9.7型iPadが3万7800円
エントリー価格帯の9.7型iPadがさらに速く、美しく。 - Androidユーザーが感じたiPad Pro 10.5の「あれっ」なところ
長年Android機をメインに使用してきた筆者が、iPad Pro 10.5を使ってみて感じた「あれっ」なところを挙げてみた。 - iPhone 7 Plusユーザーが「iPad Pro(10.5型)」に触れてアリだと思った理由
Appleの最新タブレット「iPad Pro」が発売された。最新の「A10X Fusion」チップを搭載し、ディスプレイが120Hz駆動になって操作性も向上。久しぶりにタブレットをじっくり使ったが、このiPad Pro(10.5型)はアリだと思った。 - Apple、10.5インチの新型「iPad Pro」発表
9.7インチモデルのiPad Proを置き換える。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.