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連休目前! 春の花をキレイに撮るコツ荻窪圭のiPhoneカメラ講座(3/3 ページ)

まもなく大型連休。サクラの季節は終わりつつあるけれど、これから咲くキレイな花もある。ということで、キレイな花を撮るためのコツをまとめてみるのである。

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ポイント3:ヒマワリにはポートレートモードを

 パッと目に付いた花があったとして、それが目立つように撮りたい――そう思ったら、グッと近づくのも良いが、デュアルカメラのiPhoneなら「ポートレートモード」を使うって手もある。

 残念ながら、望遠側カメラの関係で(こっちはあまり近くだとピントが合わない)、ちょっと離れないと撮れないから、小さな花にはあまり使えない。でも、ちょっと大きめの花ならこれほどの差が出るのだ。

標準カメラで撮影
普通に標準カメラで撮った場合。背景がごちゃっとしている
ポートレートモード
ポートレートモードに切り替えて撮影すると……
ポートレートモードで撮影
背景がキレイにボケた

 望遠カメラを使うと背景が整理されて、ポートレートモードでボカすとより主役(花)が引き立つ。人物以外でも使ってみるべし。

 季節的にまだちょいと先だけれど、ヒマワリくらいデカい花だとかなり使える。

 夏になったらぜひ。

ヒマワリを撮った図
ヒマワリぐらい大きな花だと、ポートレートモードがすごく威力を発揮する

ポイント4:赤いバラはHDRを上手に使うと吉

 もう1つ、晴れた日に赤系の色の花を撮るときは、HDR(高ダイナミックレンジ)を手動でオンにしちゃうのがお勧め。

 良い例がなかったので古い写真、しかも晴れた日じゃない上に赤ではなく恐縮だけれど、ピンクのバラを見比べてみる。

見比べ
左がHDRオフ、右がHDRオンで撮影したもの。赤い枠で囲った部分に注目

 普通に撮ると、明るい所の色が抜けちゃったり、時にはそこが不自然な色になっちゃったりするのだ。でも、HDRをオンにして撮るとハイライト部が抑えられるので、色がしっかり残る。

 ちょっとした技です。


 まあそんなわけで、iPhoneのカメラでもほんのちょっとした気遣いで写りが変わるって話。難しい事は何もない。

 そうそうこの季節、お勧めの花は「シャガ」。単純にこの見た目が良い。しかも特に優遇もされず注目もされず、すき間に何気なく咲いてる所も良い。

シャガの花
シャガの花。この季節のオススメだ

 花を撮る習慣がないとか、特に興味がないって人でも、こんな感じで季節ごとに気に入った花を見つけておくと、季節も感じられて一興かと思う。

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