QRコードで決済できるドコモの「d払い」、4月25日に開始
ドコモがQRコード決済サービス「d払い」が4月25日に開始する。d払いアプリを入手すれば利用できる。2018年4月30日までに9社、1727店舗で導入し、2018年度中に10万店舗以上に拡充する予定。
NTTドコモは、新たなモバイル決済サービス「d払い」を4月25日に開始する。
d払いは、スマートフォンの画面に表示したQRコードやバーコードを店頭で見せて、決済端末で読み取ってもらうことで支払えるサービス。支払い方法として、毎月のケータイ料金合算払いとクレジットカードを選べる他、dポイントを1ポイント1円(税込)として利用できる。d払いで200円(税込)を支払うごとに、1ポイントのdポイントがたまる。
既存のおサイフケータイのサービスと異なり、事前に電子マネーをチャージをしたり、機種変更時にデータを移行したりする必要がないのがメリット。店舗側にとっては、POSレジを改修せず、タブレットや専用アプリを利用することで、低コストでd払いを導入できるというメリットもある。
d払いの利用に申し込みは不要で、Google PlayやApp Storeからd払いアプリを入手すればよい。アプリを最初に起動したときに、初期設定をすることで利用可能になる。dアカウントを持っていれば、ドコモ以外のユーザーも利用できる。初期設定が済んだら、支払時にアプリを起動してQRコード/バーコードを表示すればよい。支払いが済んだら、レシートメールが添付される。
d払いは、2018年4月30日までに9社、1727店舗で導入し、2018年度中に10万店舗以上に拡充する予定。
4月25日にはアーバンリサーチ、ストライプインターナショナルのkoe、高島屋、タワーレコード、ロイヤルホールディングスのGATHERING TABLE PANTRY馬喰町店、4月30日にはツルハドラッグ、くすりの福太郎、ウォンツ、ドラッグストアウェルネス、レディ薬局で導入する。
5月にはユナイテッドアローズ、6月にはワタミ、2018年夏にはドラッグ新生堂、くすりのハッピー、ウエルシア、ハックドラッグ、ダックス、7月にはJINS、8月〜9月にはローソン、2018年度内にはマツモトキヨシで導入予定。
d払い開始を記念し、ポイントが2倍になったり、最大1万ポイントが当たったりするキャンペーンを実施する。
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