「Android P」が製品版に/「Galaxy Note9」発表:Mobile Weekly Top10
開発が進められてきたAndroidの次期バージョン「Android P」が「Android 9.0」として製品版リリースされました。ユーザーインタフェース面を含めて、久しぶりに大きな変更が盛り込まれています。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2018年8月6日〜2018年8月12日
- 「Xperia XZ2 Premium SO-04K」は総合トップ10から姿を消す
- 「Android P」は「Android 9 Pie」に 正式版OTA開始も“使いすぎ対策”はまだ
- 「楽天ペイ」アプリに「Edy」統合へ 個人間送金も予定
- なぜ「Xperia XZ2」より「XZ1」が売れているのか? 比較して分かったこと
- サムスンが「Galaxy Note9」発表 Bluetooth対応Sペンで操作性はどう変わった?
- ゲオが「格安スマホ スタートキャンペーン」をスタート 格安SIMと同時契約すると端末価格が最大1万5000円引き
- UQ mobileもデータ容量を増加 キャンペーン適用でY!mobileと同じ9月から
- docomo Wi-Fiサポーターのユニフォームをまとった「リカちゃん」ストラップが登場 ドコモ限定販売
- ドコモの「Xperia XZ2 Premium」発売、総合ランキングにいきなり登場
- “格安SIM市場”でトップを走るY!mobile データ増量はMVNOの脅威に
今回のITmedia Mobile Weekly Top10は、2018年8月6日から8月12日までのアクセスを集計し、ランキング化しました。
Xperia XZ2 Premiumに限らず、ハイエンド端末は「発売時に勢いよく売れて、販売価格の値下げ(実質価格含む)が大きく行われると再び売れる」傾向にあります。ここ何回かのランキングで顕著な「Xperia XZ2よりもXZ1の方が売れている」という現象は、まさしくそれを証明しています。
1世代前のXperia XZ1の“いきおい”はどこまで続くのでしょうか……?
ランキングの2位には、Androidの新バージョン「Android P」が製品版になったことを伝える記事が入りました。
Androidは新バージョンが出る度にアルファベット順に菓子の名前をコードネーム(ニックネーム)を付けてきました。今回は「P」の付くニックネームということで、比較的順当な「Pie(パイ)」に。
PieことAndroid 9.0は、ナビゲーションバーに大きな変化があったり、AI(人工知能)を活用した省電力機能を備えたりと、久しぶりに大きめな変更点を持つバージョンです。まずはGoogleブランドの「Pixel」シリーズ(日本未発売)と、米Essential Productsの「Essential Phone PH-1」(メーカーサイトまたはAmazon.comにおいて日本からも購入可能)で利用できます。
一般に、Android端末は個々の機能に合わせたOSのカスタマイズが行われています。サードパーティーの端末がOSバージョンアップをする場合、製品版が出てから早くて3カ月程度、遅いと1年以上かかることもあります。
そこで、Androidの開発元であるGoogleは、Android 8.0からOSバージョンアップを迅速に行えるようにする「Project Treble」を進めています。
Android 9.0では、主要なプロセッサメーカーと協力してその取り組みを加速しているそうです。もしかすると、Android 9.0へのバージョンアップは今までよりも待たずに行えるかもしれません。
5位には、韓国Samsung Electronicsの新型スマートフォン「Galaxy Note9」の発表記事がランクインしました。
去年(2017年)モデルの「Galaxy Note8」と比べると、外観的に大きな変化はありませんが、アウトカメラのメイン側に絞り可変機構を組み込んだり、指紋センサーの位置を移動して利便性を向上したり、「Sペン」をBluetooth対応にしてリモコンとして利用できるようにしたりと、使い勝手面で大きな改良が施されています。
ランキング担当の私もNote8ユーザーですが、Note9の改良点は「こうだったらいいのになぁ……」を見事につくものばかり。思えばSamsungはこのような改良が得意なメーカーです。「Galaxy Note7」においてバッテリー回りで手痛い失敗をしてしまったものの、ユーザーから挙がったであろう声を、1年後の商品にフィードバックしていることは素直に評価すべきポイントです。
Samsungの次のフラグシップモデルは「10」世代目。気が早すぎるのは承知ですが、世の中をアッと言わせるような新機軸を組み込みつつ、使えば分かる地道な改良を続けてほしいものです。
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