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キーボード「Gboard」に、入力内容に合うGIFや絵文字候補を提示するAI機能
Googleのモバイルキーボード「Gboard」に、入力したテキストの内容をAIが解析してそれに合うGIF、絵文字、ステッカーの候補を自動的に提示する機能が追加された。まずは英語版でのみ利用可能だ。この機能のために入力内容がGoogleに送られることはなく、プロセスは端末内で完結する。
米Googleは11月12日(現地時間)、モバイルキーボードアプリ「Gboard」に、入力中のテキストの内容に合うGIF、絵文字、ステッカーの候補をAI(人工知能)が提示する機能を追加したと発表した。まずはAndroid向けの英語版でローリングアウトしていく。
「メッセージ」アプリなどでの投稿で、「おはよう」や「すごいね!」などとGboardで入力すると、その内容に合いそうなGIFや絵文字の候補が選べる。
例えば「Good morning!」(おはよう)と入力すると、ツールバー左端の[G]アイコンが[GIF]に代わり、これをタップするとGood morning!に合うGIF、絵文字、ステッカーの候補が表示される。この中から気に入った候補をタップすると、選んだ候補付きでメッセージを投稿できる。
この機能のプロセスは端末内で完結しており、ユーザーの入力情報をGoogleのサーバーで解析するわけではないと、最近プライバシー問題で批判されがちなGoogleは説明している。
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