「PayPay」カード不正利用の理由/スマートフォン・オブ・ザ・イヤー 2018:Mobile Weekly Top10
PayPayにおいてクレジットカードの不正利用事案が発生しています。カード情報の漏えいではなく、セキュリティコードの「総当たり」が原因として考えられています。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2018年12月17日〜2018年12月23日
- PayPayの「クレジットカード不正利用」はなぜ起きたのか?
- キャリア参入まで1年を切った楽天 MVNO「楽天モバイル」の現状は? 大尾嘉氏に聞く
- スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2018:審査員が選ぶ「2018年を代表するスマホ」5機種
- PayPay中山社長インタビュー 「100億円祭り」と「クレカ不正利用問題」が残したもの
- ファーウェイが声明 「製品に余計なものが見つかった」報道は「事実無根」と否定
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- ソフトバンクが通信障害について謝罪 再発防止に向けた対策も明らかに
今回のITmedia Mobile Weekly Top10は、2018年12月17日から12月23日までのアクセスを集計し、ランキング化しました。
ランキングの1位と4位は、ソフトバンクとヤフーの合弁会社が提供する決済サービス「PayPay(ペイペイ)」におけるクレジットカードの「不正利用」に関する記事です。
Webが絡んだクレジットカードの不正利用というと、カード情報の漏えいによるものが一般的ですが、今回のPayPayにおける問題は、セキュリティコード(※)入力の試行回数が「無制限」だったことを悪用し、別ルートで手に入れたと思われるクレジットカード番号・有効期限情報を使って“総当たり”されてしまったことが原因と推測されます。
対策として、セキュリティコードの入力回数に上限を設けた他、抜本的なセキュリティ対策ができるまでクレジットカードを利用した決済の限度額を720時間あたり5万円までとしましたが(参考記事)、利便性が低い状態が続くのは好ましくありません。早急な対策が求められそうです。
※ カードが手元にあることを確認するための3桁または4桁の数字。カードのサインパネル、または表面に印字されている
3位には「スマートフォン・オブ・ザ・イヤー 2018」で選考委員が推薦した5機種を紹介する記事がランクインしました。
スマートフォン・オブ・ザ・イヤーでは例年、各選考委員が5機種ずつを推薦し、推薦数で10位以内に入った機種をノミネートしています。この記事からも分かる通り、1人1人が選ぶ機種とその理由はおのおのの視点が垣間見えて面白いです。
ノミネートされた10機種の中から、頂点に立つのはどの機種か――12月31日までに発表されますので、お楽しみに!
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