Vivoも“穴なし”スマホ「APEX 2019」 ガラスユニボディで全画面指紋センサー、5G対応
「Meizu ZERO」に続き、中国Vivoもポートやボタンのないガラスユニボディのスマートフォンを発表した。「APEX 2019」はVivo初の5G端末であり、ディスプレイ全体での指紋認証機能も特徴だ。アウトカメラはデュアルで、セルフィー用インカメラはない。
中国Vivoは1月24日(現地時間)、最新技術を結集したコンセプト端末「APEX 2019」を発表した。発売時期などは未定で、 スペインのバルセロナで2月25日から開催の「MWC 2019」で実機を披露する計画だ。
中国Meizuが23日に発表した「Meizu ZERO」と同様に、充電ポートやSIMスロット、物理ボタンのないガラスのユニボディ構造。ただし、背面に専用のマグネット式充電用の端子がある。
SIMはeSIMなのでスロットがない。ディスプレイとバックカバーがスピーカーになっており、イヤフォンなどはBluetoothで接続する。物理ボタンの代わりに、3つのキャパシティ部(容量性)ボタンと2カ所にプレッシャーセンサーを備える。
無穴一体型に並ぶ大きな特徴は、ディスプレイの広い範囲のどこでも指紋認証が可能なことだ。
APEX 2019は、Vivo初の5Gサポート端末でもある。
主なスペックは、プロセッサは米QualcommのSnapdragon 855、メモリは12GB、ストレージは256/512GB(SDカードスロットはない)。ディスプレイは6.39型有機ディスプレイだ。カメラは背面に1200万画素と1300万画素のデュアルカメラを備えるがインカメラはない。
Vivoは昨年、コンセプト端末「APEX」を6月に「Vivo NEX」として製品化しているので、APEX 2019も年内に発売されるのかもしれない。
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