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スマホ画面に発話内容を文字で表示する「みえる電話」 ドコモが3月1日提供開始
NTTドコモは、3月1日から耳の聞こえにくいユーザーに向けたサービス「みえる電話」を提供開始。NTTドコモのネットワーク上で通話音声の認識処理を行い、スマートフォン画面上へリアルタイムに文字を表示する。利用者はアプリをダウンロードするだけで使うことができ、通話相手はアプリなどの準備をする必要がない。
NTTドコモは、3月1日から耳の聞こえにくいユーザーに向けたサービス「みえる電話」を提供開始する。利用料金は無料で、別途通話料やパケット通信料がかかる。
本サービスはNTTドコモのネットワーク上で通話音声の認識処理をリアルタイムに行い、通話相手の発話内容をスマートフォンの画面上に文字で表示するというもの。利用者はアプリをダウンロードするだけで文字表示された通話内容を確認しながら利用でき、通話相手はアプリなどの準備をする必要がない。
2016年10月からトライアルサービスを実施しており、提供開始にあたり専用の電話番号ではなく利用者自身の携帯電話番号での発着信対応、発信可能な連絡先にフリーダイヤル/ナビダイヤル/特番を追加するといった機能拡充を行った。これに伴い、トライアルサービスは3月14日15時で終了する。
事前申し込みは不要で、各ストアから「みえる電話」アプリをダウンロードして設定を行えば利用開始できる。トライアルサービスを利用している場合、Android版はアプリのアップデート、iOS版は新たにアプリをダウンロードすれば利用可能。対応機種はAndroid 6.0以上、iOS 11.0以上を搭載し、NTTドコモと回線契約をしている端末。
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