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ソニーらしさも満載 「Xperia 1」のカメラは“全部できるカメラ”に進化した荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(4/5 ページ)

「Xperia 1」は、カメラメーカーとしてのソニーが本気を出した製品なのだ。今までのXperiaがCyber-shotだったとすれば、今回のXperia 1はαシリーズ。既存のスマホカメラトレンドをしっかり入れた上で、ソニーらしい高機能をつぎ込んできた。

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カメラアプリはシンプルながら基本機能充実

 ではさくっとそれ以外のトピックを。

 カメラアプリは基本的な撮影機能が1つにまとまっていて非常に使いやすい。背景ボカシをしたいからといって、別のモードに切り替える必要がないのだ。

 一番上のメニューからはフラッシュのオン/オフ、背景ボカシ、アスペクト比、明るさ調整、アウト/インのカメラ切り替えがアイコンで並んでいる。

Xperia 1
カメラアプリ。上に6つのアイコンが並ぶ。左上にはどんなシーンと認識したかを表示する

 ここで、ちょっとメインの被写体を明るくしたいなあと思ったら、上の右から3つ目のアイコンを押してから、明るさのスライダーを動かしてやるといい。

Xperia 1
明るさ調整アイコンをタップすると、ホワイトバランスと明るさをスライダーで補正できる

 まあオートがけっこう優秀なので、普段は使わなくていいくらいの感じだけど。基本は「プレミアムおまかせオート」。料理や逆光、マクロなど13種類のシーン+カメラのコンディション(三脚などで固定されているか、被写体が動いているかなど)の組み合わせで最大52パターンある。

 料理だとこんな感じ。

Xperia 1
料理だと認識してくれた
Xperia 1
料理モードで撮影

 ただ、暗い室内だと料理だと認識してもあんまりおいしそうには見えないこともあり、そういうときは明るさ調整で明るさと色合いをいじるのがよいかと思う。

 暗い場所だと夜景や低照度のシーンも用意されている。Xperia 1はより明るいレンズ+RAWノイズリダクションで、ノイズが少なく暗所に強くなったというので、暗所ものをいこう。

Xperia 1
夜のアジサイ。特に低照度や夜景モードにはならず。レンズが明るく1/10秒までシャッタースピードが落ちるので、このくらいは普通に撮れちゃうのだ。背景の黒がぎゅっと締まっているのもよし
Xperia 1
夜のシダレザクラ(もちろん今は咲いていない)。夜景モードとなった。ハイライト部の白トビも抑えられてきれい
Xperia 1
もっと暗いところでアジサイ。あまりに暗いので「低照度」モードになった。ディテールは荒れるがノイズは目立たなくて暗闇っぽさがいい感じに出ている

 まあ、夜景専用のモードを持っているいくつかのスマホに比べるとインパクトはないけれども、普通に暗い場所でも使える。

 ではそれ以外の作例もどうぞ。

Xperia 1
2xの望遠で、招き猫仕様の東急世田谷線車両が来たので、ホームに止まっているところを撮ってみた。曇天感がいい感じに出てくれた
Xperia 1
有名な豪徳寺の招き猫。背景ボカシモードを使ってぼかしてみた。人物以外でもメイン被写体をタッチして指定すると、ちゃんとそれ以外がボケてくれる
Xperia 1
長押しで連写した中から1枚。毛繕いしている子猫の兄弟。保護された猫だ
Xperia 1
季節柄あじさいを。近距離だとマクロモードになる
Xperia 1
新国立美術館の前に特別公開されているガラスの茶室「光庵」。夕陽とガラスのバランスが絶妙だったので、トリを飾ってもらった

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