トレンドを押さえつつ完成度が高い「Galaxy S10+」のカメラ 「ベストショット」ガイドも面白い:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/4 ページ)
背面にトリプルカメラを搭載した「Galaxy S10+」は、F値が2段階で切り替わるのが特徴。これでもかというほど上手な撮影方法をガイドしてくれるカメラアプリも面白い。画質も安定感があり、2019年のスマホカメラのトレンドをしっかり押さえつつ完成度が高いのだ。
望遠カメラと超広角カメラを試す
お次は望遠カメラ。画面の端に「木-林-森」みたいに、木が1本2本3本と並んだアイコンがあるんだけど、この中の「林」が広角カメラ。「木」にすると2倍の望遠になる。
しっかりしたよい写り。広角カメラよりセンサーサイズが小さい分不利なのだけど、しっかり撮れている。「森」をタップすると超広角になる。
超広角はちょっと周辺部が湾曲するけれども、あまり気にならないレベル。設定でゆがみを真っすぐに直すこともできるが、このままでも使える。
いろいろなシーンで撮影してみる
では、いろんなものを撮ってみよう。まずは猫。ちゃんと猫と認識。ただ、横を向いていたり顔が全然見えておらず、遠くにいて小さくしか写っていないと猫と認識してくれないのは残念。
次は「建物」。
次は「夜景」。イマドキのスマホカメラなので夜景はきれい。
料理はけっこう高い確率で認識してくれた。
でもGalaxyは別途「食事」モードも持っているのだ。食事モードにすると、料理用のセッテヒング+ライブフォーカスで料理以外の背景をボカしてくれる。
次は「服」。実は「服」や「靴」も認識するのだ。
「食事」モードに「服」や「靴」。つまり、最近SNSによく上げられる被写体を積極的にチェックしているのだ。そのあたりはさすがである。ギャラリーアプリでもちゃんと被写体別に分類するので、後から探したいときにもよい。
他にも「室内」「花」「テキスト」「乗りもの」「日没」と認識してくれるシーンは多い。
というわけで、シーン認識とベストショットガイドは面白いのである。
気になったのはデュアルアパチャーの振る舞い。F1.5/2.4が自動的に切り替わるのだけど、F2.4のまま引っ張り過ぎるかなという気はする。被写体ブレすることもあるので、もうちょっと早めにF1.5に切り替わってもいいんじゃなかろうか。
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