レビュー
トレンドを押さえつつ完成度が高い「Galaxy S10+」のカメラ 「ベストショット」ガイドも面白い:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(4/4 ページ)
背面にトリプルカメラを搭載した「Galaxy S10+」は、F値が2段階で切り替わるのが特徴。これでもかというほど上手な撮影方法をガイドしてくれるカメラアプリも面白い。画質も安定感があり、2019年のスマホカメラのトレンドをしっかり押さえつつ完成度が高いのだ。
超広角動画と超強力な手ブレ補正に注目
最後は動画。動画機能は豊富で、スーパースローモーションとか4K動画とかタイムラプスとかいっぱいあるのだけれども、ここでは2つの機能に注目してみた。
1つは「スーパー手ブレ補正」。これがなかなかすごい。これをオンにすると、ズームも効かなくなるし動画サイズもフルHDに固定されるし、電子式手ブレ補正を強くかけるので画角は狭くなるのであるが、実にブレなくなるのだ。
試しに自転車にスマホを付けて走ってみた。これ、地面からの細かな振動が伝わるので、ガタガタと細かいブレが出やすい。
走ってみたのがこちら。路面状況はあまりよくないし、小さな段差も何度か通過しているが、実に安定していて滑らか。
予想以上に滑らか。これは優秀
もう1つは超広角。フルHDに加えて、画面に合わせてフルスクリーン(つまり2280×1080ピクセル)でワイドな動画を撮れるのだ。
このワイド感はなかなか迫力である。
超広角カメラで2280×1080にして撮ってみた。右からロマンスカーが駆け抜けていくのがポイント。
かくして、こう全体的に性能が上がって、トリプルカメラの基本をちゃんと押さえていて(0.5x、1x、2xとバランスよい構成)、インカメラのライブフォーカスもちゃんとしていて、Galaxy S10+ならではの撮影も加わって、画質も安定感があり、2019年のスマホカメラのトレンドをしっかり押さえつつ完成度がすごく高い優秀なカメラといっていい。さすがのデキでありました。
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