ミッドレンジの「Xperia 10 II」登場 21:9の6型有機ELや3眼カメラを搭載
ソニーモバイルがミッドレンジのスマートフォン「Xperia 10 II」を発表。2020年春以降、日本を含む国と地域で発売する予定。アスペクト比が21:9の6型有機ELディスプレイを搭載する。
ソニーモバイルコミュニケーションズが2月24日、ミッドレンジのスマートフォン「Xperia 10 II(マークツー)」を発表した。2020年春以降、日本を含む国と地域で発売する予定。カラーはブラック、ホワイト、ミント、ブルーの4色で展開する。
Xperia 1シリーズと同様に、アスペクト比が21:9のワイドな有機ELディスプレイを搭載する。画面サイズは6.0型、解像度はフルHD+となる。縦長の画面を生かし、上下2分割にして2つのアプリを同時に起動できるマルチウィンドウに対応しており、それぞれのアプリをスワイプして切り替えることもできる。
カメラは背面に1200万画素の広角カメラ、800万画素の望遠カメラ、800万画素の超広角カメラを搭載しており、焦点距離はそれぞれ26mm、52mm、16mm。レンズの構成や焦点距離はXperia 1と同じだが、センサーやソフトウェアは異なるものを採用している。専用の「ナイトモード」も備えている。インカメラは800万画素。
3.5mmのイヤフォンジャックも備えており、ハイレゾ音源をBluetooth経由で転送する「LDAC」や、通常の音源をハイレゾ相当に変換する「DSEE HX」もサポートする。
本体サイズは69(幅)×157(高さ)×8.2(奥行き)、重量は151g。Xperia 1 IIと同じく、電源キーと一体になった指紋センサーを搭載している。
プロセッサはSnapdragon 665、メインメモリは4GB、内蔵ストレージは64GBか128GB。バッテリー容量は3600mAhで、2年使っても劣化を抑えられる「いたわり充電」にも対応している。IP68の防水・防塵(じん)やCorning Gorilla Glass 6をサポートしている。5Gには対応しておらず、4Gの対応バンドは1、3、4、5、7、8、12、20、28、38、39、40、41Mとなる。
前モデルの「Xperia 10」よりも軽くなり、液晶から有機ELに変更。カメラは新たに望遠カメラを搭載した。バッテリー容量も大きくなっている。同じくミッドレンジの「Xperia 8」との比較では、シリーズの型番としては、Xperia 8の方が上のレンジに位置付けられるが、Xperia 10 IIの方が軽く、プロセッサやメモリ、バッテリー容量などのスペックはXperia 10 IIの方が高い。
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