楽天モバイルがRakuten UN-LIMITを「V」から「VI」に/MVNOサービスにも料金改定の動き:Mobile Weekly Top10
楽天モバイルが携帯電話料金の発表会を開催しました。発表会の予告は非常に注目を集め、それを伝える記事は非常によく読まれました。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2021年1月25日〜2021年1月31日
- 楽天モバイルが1月29日に新料金プランを発表
- auがバンドルプランの料金見直しを告知 「使い放題MAX」開始に伴い
- ドコモがdポイント/d払い加盟店向け「スーパー販促プログラム」を1月28日から提供
- 買い替えは「iPhone 12」がベスト! 12 Proを買った筆者が後悔した理由
- ahamo対抗プランをいち早く打ち出した日本通信 なぜここまでの値下げが可能なのか?
- mineoが新料金プランを発表 データ増量で値下げ、月額1180円/1GBから
- 「Y!mobile」と「UQ mobile」の新料金プランを比較する 家族割引と繰り越しが大きな違い
- auの「povo(ポヴォ)」、先行エントリーは2月1日から au PAY残高を3000円分プレゼント
- 楽天モバイルの新料金プラン 1GBまでは無料、20GBで月額1980円の段階制に
- 総務省がJ:COM MOBILEを規制対象に追加と発表――実質無料のiPhone SE(第2世代)が他社から突っ込まれたか
ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2021年1月25日から2021年1月31日までの1週間について集計し、まとめました。
最近、大手キャリアが月額基本料金を値下げする動きを見せています。それに対抗する形で、料金プランを見直すMVNOも出ていています。このようなご時世を反映してか、今回の集計期間は料金関係の記事が多く読まれました。中でも、楽天モバイルが発表会を開催することを伝えた記事は非常によく読まれました。
発表されたプランは「Rakuten UN-LIMIT VI」でした。「Rakuten UNLIMIT-V」の「V(ファイブ)」は5Gに絡めたものだったのですが、今回の「VI(シックス)」は単純にVの次のプランということを意味するようです。
1名義当たり1回線限りではありますが、Rakuten UN-LIMIT VIは月間のデータ通信容量が1GB以下だと通信料金が無料となります(ユニバーサルサービス料金など、付帯する料金はかかります)。Rakuten UN-LIMITを初期段階で申し込んだユーザーは、そろそろ月額料金の課金が始まります。同プランを「サブ回線」として使っている人が多いという話はよく聞きますが、そういう事情を踏まえて、「少しでも契約を継続してもらおう」という意図から、1回線限りながらも無料に踏み切ったのかもしれません。
この“思いきり”は、吉と出るのか凶と出るのか、これからおよそ半年間が正念場となりそうです。
ランキングの5位には、NTTドコモの「ahamo(アハモ)」に対していち早く対抗した日本通信の福田尚久社長に対するインタビュー記事でした。
ahamoが発表された翌日の12月4日、日本通信は「合理的20GBプラン」を投入しました(当時は「SSDプラン」という仮称で発表されました)。その方に接した際に「え、早すぎない?」と非常に驚いたことを記憶しています。
インタビューでも触れられていますが、このプランは、MNOがMVNOに回線を貸し出す際の接続料の算定に「将来原価方式」が導入されることになったからこそ実現できたプランともいえます。ただ、それでもMNOの出すオンライン専用ブランドに対抗するには、このままでは困難が多くあるものと思われます。
今後は、接続料だけではなく音声の卸料金も見直しが入るものと思われます。両方の料金が、MVNOの“命運”を握るだけに、動向には注目です。
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