iOSやiPadOSなどに脆弱性対策の修正/WebViewの不具合でAndroidユーザーが大混乱:Mobile Weekly Top10
iOS/iPadOS 14やiOS 12などにセキュリティ上の脆弱(ぜいじゃく)性を修正する更新が行われました。iOS 12の更新はiOS 14の適用対象外機種を対象とするものです。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2021年3月22日〜2021年3月28日
- iOSの14.4.2と12.5.2配信 「悪用された可能性のあるWebKitの重要なセキュリティアップデート」
- リニューアルした「モバイルSuica」は何が変わった?
- 「OCN モバイル ONE」新料金プランを解説 「サブブランド対抗」と「ドコモ連携」では課題も
- auが「povo」移行に当たっての注意点を公開 一部ユーザーは4月から移行を受け付け
- 買い替えは「iPhone 12」がベスト! 12 Proを買った筆者が後悔した理由
- 「Android System WebView」「Chrome(Android版)」に不具合 Google純正アプリを含めて広範囲に影響 困っている人は「Google Play」から更新を
- オリコンの格安SIMユーザー調査 利用率上位は「LINEモバイル」「OCN モバイル ONE」
- OPPOの“ローラブルスマホ”を体験 ディスプレイが伸び縮みする仕組みとは?
- MVNOで“専用アプリ不要の通話定額”はいつ定着するのか? 直近の動向を整理する
- 音声SIMは月額770円(税込み)から――「OCN モバイル ONE」が4月から料金改定 「gooSimseller」でセット端末のセールも
ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2021年3月22日から2021年3月28日までの1週間について集計し、まとめました。
今回のアクセス数の1位は、Appleのモバイル系OS(iOSやiPadOSなど)のアップデートに関する記事でした。
3月26日(米国太平洋時間)に行われたアップデートは、OSのメジャーアップデート自体が打ち切られたiOS 12対応端末も対象で、Webブラウザエンジン「WebKit」で発見された脆弱(ぜいじゃく)性を修正します。このような脆弱性は、それを突いた「攻撃」も現われがちです。
まだ適用していないという人は、できるだけ早期に適用するようにしましょう。
Appleのモバイル系OSでは、標準WebブラウザエンジンがOSに統合されています。そのため、脆弱性の修正はOSごと更新することになります。ついでにいえば、OS標準以外のWebブラウザエンジンを用いるアプリを許容していません。「Google Chrome」や「Microsoft Edge」も、iOS/iPadOS版では他プラットフォームで使っている「Blink」エンジンではなくWebKitを使っています。
一方で、Androidではアプリ内に独自のWebブラウザエンジンを組み込めます。ただ、アプリ内にブラウザエンジンのコードを組み込むのは思わぬ不具合の原因となったり、アプリ自体の肥大化につながったりすることもあります。そのため、独自エンジンであることにメリットのあるWebブラウザアプリ以外のアプリは、裏側で「Android System WebView」というシステムアプリ、またはChromeアプリを呼び出してWebコンテンツやUI(ユーザーインタフェース)を表示しています。
3月23日の早朝、GoogleはWebViewとChrome(Android版)の最新版をリリースしました。ところが、その最新版に何らかの不具合があったことで、多くのAndroidアプリにおいて「起動できない」「特定の操作をするとアプリが強制終了する」といった不具合が相次いで発生しました。今回のランキングの6位は、そのことを告知した記事です。
この不具合の影響範囲が想定以上に広かったせいか、Googleは同日中に両アプリの修正版を速やかに公開しました。多くのスマホやタブレットにはこの更新が行き渡り、既に不具合は解消しているものと思われます。まだ不具合が続いていて困っている人は、今すぐに「Google Play」から両アプリを更新してください。
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