楽天モバイルが「iPhone」を正規取り扱い/「サブブランド」 vs 「オンライン専用プラン」:Mobile Weekly Top10
4月30日から、楽天モバイルがiPhoneの正規取り扱いを開始します。それに先立ち、iPhone 6s以降に楽天モバイル用のキャリア設定も配信されました。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2021年4月19日〜2021年4月25日
- なぜ楽天モバイルがiPhoneを扱えるようになったのか? そのインパクトを解説する
- auから「povo」「UQ mobile」移行のお得度を比較!「データ使い放題24時間」が鍵だ
- LINEMOとY!mobileはどちらがお得? 「1人」と「家族」のケースで比較した
- auの「Xperia 1」と「Xperia 5」がAndroid 11へアップデート
- 楽天モバイルに東名阪以外で使える5G向け周波数帯を割り当て――三木谷さんは「貧乏クジ」をひかされてしまったのか
- 可変式望遠レンズだけじゃない 「Xperia 1 III」のカメラはココが変わった
- au WALLET Market、2021年10月31日にサービス終了
- 買い替えは「iPhone 12」がベスト! 12 Proを買った筆者が後悔した理由
- 人口カバー率99.9%以上を目指す 矢澤俊介副社長に聞く、楽天モバイルのエリア戦略
- 楽天モバイルのiPhone 12やiPhone SEをお得に利用できるユーザーは?
ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2021年4月19日から2021年4月25日までの1週間について集計し、まとめました。
今回の集計期間において、一番大きな話題となったことといえば、楽天モバイルのiPhone正規取り扱いです。そのこともあってか、楽天モバイルに関する記事が全般的によく読まれました。特に、楽天モバイルがiPhoneを取り扱うことの意義を解説した1位の記事は非常の多くのアクセスを集めました。
楽天モバイルでは、既存の取り扱いキャリアよりもiPhoneの価格を抑えていることが特徴です。ただし、端末の分割払いはいわゆる「個品割賦」ではなく、クレジットカードの分割払い機能を利用する必要があります。そのため、同社の兄弟会社である楽天カード以外が発行するクレジットカードでは分割手数料(金利)がかかります。さらに、48回払いは、楽天カードのクレジットカードのみ利用できます(24回払いと同様に分割手数料は無料です)。
他のキャリアでは自社で個品割賦を提供しており、クレジットカードを持っていない(持ちたくない)人でも分割払いで端末を購入できます。楽天モバイルに興味がある人を楽天カードに誘導するという意味ではこれで良いのかもしれませんが、より広いユーザーを引き込むには、自社または楽天カードで個品割賦も提供した方がよい気もするのです。特に、未成年で自分名義の契約をするユーザーを想定する場合は……。
ランキングの2位にはKDDIと沖縄セルラー電話が提供する「UQ mobile」と「povo」を比較する記事が、3位にはソフトバンク(※)が提供する「Y!mobile」と「LINEMO」を比較する記事がそれぞれランクインしました。
(※)沖縄県におけるY!mobileは、ソフトバンク子会社の「ウィルコム沖縄」が提供しています
KDDI/沖縄セルラー電話とソフトバンクは、それぞれ「格安(サブ)ブランド」と「オンライン専用プラン(ブランド)」を抱えており、互いのブランドが通信サービスの月額料金的な意味で「社内競合」になりうる状況にあります。それはユーザー目線でも同様で「どっちのブランド(プラン)がいいの?」という迷いにつながっています。そのことが、2位と3位の記事がよく読まれた要因なのだと思います。
私個人としては、スマートフォンでトラブルが起こった際に自分で対処する自信のない人や、困ったときに“対人で”相談する手段を確保しておきたい人は、店舗のあるUQ mobileやY!mobileを素直に選ぶべきだと思います。povoやLINEMOは原則として全てオンライン対応となるので……。
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