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3GB超〜5GB以下で安い料金プランは? キャリア、サブブランド、MVNOで比較:スマホ料金プランの選び方(2/2 ページ)
最近の大手キャリア4社のプランの傾向として、3GBまでの小容量と、20GB以上の大容量に二分化されつつある。そこで悩ましいのが3GB〜5GB程度の中容量を利用するユーザーのプラン選びだ。単純に価格で比較すると、音声通話込みプランで一番安価なのは、nuroモバイルの「VMプラン5GB Giga+」の月額990円になる。
やっぱり大手キャリアという人は使い放題との差額を検討
ドコモとauでは、段階制プランを選ぶか、使い放題プランを選ぶかが悩みどころ。ドコモの使い放題プランの「5Gギガホプレミア」は3GBを超えると月額7315円になるので、3GB超〜5GB以下の範囲内なら「5Gギガライト」(月額5665円)を選ぶ方が月額1650円おトク。
一方、auでは使い放題プランの「使い放題MAX 5G」では3GBを超えると月額7238円となるため、4GB以下なら「ピタットプラン 5G」(割引前料金)の方が月額2123円安くなるが、4GBを超えると月額473円しか違いがないことを考えると、制限なく使える使い放題プランを選ぶのもいいだろう。
3GB超〜5GB以下の利用ならあまり影響しないが、キャリアの段階制プランでは7GBのデータを使い切った後の速度が最大128kbpsになるので、その後はデータチャージしないと快適にスマホを利用できない。このデータ容量超過時の通信速度についてはMVNOの多くが200kbps。IIJmioでは300kbpsとやや速くなっているので、この制限速度やデータが余った時の翌月繰り越しについてもプラン選びに考慮したい。
まとめ
- 基本料金で比較するなら「nuroモバイル」の「VMプラン5GB Giga+」
- 通話が月1時間程度なら日本通信「合理的みんなのプラン」がオススメ
- 動画をよく見るなら「BIGLOBEモバイル」の「エンタメフリー・オプション」にも注目
※この記事は2021年8月16日時点の情報です。
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