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身代わりのメールアドレスでプライバシーを保護 「Bunsin」アプリ
DataSignは、個人向けプライバシー保護アプリ「Bunsin」をリリース。自分の身代わりとなる「ブンシン」を作り出し、個人情報の漏えいやパーソナルデータの不適切な利用を検知できる。まずはメールアドレスから対応していく。
DataSignは、8月13日に個人向けプライバシー保護アプリ「Bunsin(ブンシン)」をリリースした。現在は招待制のため、サービスの利用には既存ユーザーからの招待が必要だ。
本サービスは自分の身代わりとなる「ブンシン」を作成し、そのブンシンを盾にして自分のプライバシーを保護するというもの。まずはメールアドレスから対応し、電話番号やクレジットカードにも作成できるようになる予定。
ブンシンを作成すると「part_truth_yvn384@001.bunsin.io」のようなランダムなメールアドレスが発行される。このメールアドレスにメールが送信されると登録した本当のメールアドレスに転送が行われ、アプリ上からも送信元とメールの件名を確認することができる。
ブンシンは複数発行できるため、メルマガや会員登録などメールアドレスの登録が必要な場面で登録先ごとに異なるメールアドレスを利用できる。個人情報の漏えいやパーソナルデータの不適切な利用などが判明した際、どのメールアドレスから漏えいや第三者提供が行われているか検知でき、不正なメールのブロックやメールアドレス自体を削除してプライバシーを保護できる仕組みになっている。
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