LINEMOの利用料金が「PayPay残高」で支払えるように 9月利用分から
LINEMOの利用料金(一部を除く)が、9月利用分からPayPay残高で支払えるようになる。請求締め日までに「保証金」をPayPay残高で入金しておくと、請求時に保証金から対象の利用料金を差し引いてくれる仕組み
ソフトバンクは9月15日、LINEMOブランドの通信サービスの料金を「PayPay残高」で支払えるようにしたことを発表した。9月利用分(10月請求分)の料金から対応するが、利用には「PayPayアプリ」と「My Menu(ユーザー用Webサイト)」での事前設定が必要となる。
PayPay残高払いの概要
利用料金のPayPay残高からの支払いは、事前に保証金の設定(PayPay残高の事前引き落とし)を行い、その保証金を料金支払いに順次充当する形で行う。
保証金は1回当たり1万円まで入金可能で、請求締め日(通常は毎月末)までに入金すれば当該請求月の料金の支払いに充当できる。保証金は最長で9カ月間繰り越すことが可能で、9カ月を超えて残った保証金は、9カ月目の料金に充当した後に、残金がPayPay残高として返還される。
入金した保証金は、PayPayアプリに登録したLINEMO電話番号(回線)の以下の料金に充当できる。
- 基本料金
- パケット定額料金
- 通話/通信料
- オプションサービスの月額料となる。
以下の料金については、契約であらかじめ設定された支払い方法(クレジットカードか口座振替)で支払う必要があるので注意しよう。
- PayPayアプリに登録されていない電話番号(回線)の料金(一括請求利用時)
- 「ソフトバンクまとめて支払い」の利用分
- コンテンツ情報料
- ユニバーサルサービス料
- 消費税
- 国際料金(ローミングを利用した際の各種料金)
なお、≪保証金(PayPay残高での支払い分)には特典は付与されない。
手続き方法
先述の通り、LINEMOの料金をPayPay残高で支払うには事前設定が必要となる。
PayPayアプリにおいてLINEMOのMy MenuアカウントとPayPayアカウントを連携させた上で、LINEMOのMy Menuにログインして保証金の入金手続きを行おう。詳しい手順はサポートサイトに記載されているので、確認してほしい。
関連記事
- 「LINEMO」の注意点は? ソフトバンク「メリハリ無制限」、Y!mobile「シンプルプラン」と比較
キャリアが提供するオンライン専用ブランドは、店頭でのサポートが受けられない、キャリアメールが利用できないなどの差異がある。今回はソフトバンクのLINEMOを取り上げ、ソフトバンクの「メリハリ無制限」、Y!mobileの「シンプルS/M/L」と比較。LINEMOの場合、「Yahoo! プレミアム/Yahoo!プレミアム for Y!mobile」が自動解約されることも注意したい。 - LINEMOもキャリア決済でPayPayにチャージ可能に
PayPayにチャージする「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」が、新たに「LINEMO」へ対応。LINEMOのユーザーは月々の利用料金と「PayPay」へのチャージ金額をまとめて支払えるようになる。 - ソフトバンク、LINEMOに月額990円の3GBプランを追加 低容量のニーズもカバー
ソフトバンクがLINEMOのプランを改定し、月額990円(税込み)の3GBプランを追加する。LINEモバイルでは約8割のユーザーが3GB以下の通信にとどまっていることから、低容量のプランを新設した。月間の通信容量が3GBを超えた場合、通信速度は300kbpsに制限される。 - 「LINEMOの契約数は?」「プラチナバンド再割り当てはどう思う?」――ソフトバンク決算説明会一問一答(2021年8月編)
ソフトバンクが2021年度第1四半期の決算を発表した。この記事では、決算説明会における記者と宮川潤一社長との質疑応答の中で、特に注目すべきやりとりを紹介する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.