povo2.0、月額0円の条件は180日以内に「トッピングの購入」か「660円を超える課金」
auのオンライン専用プラン「povo」は基本料金を0円とし、データ通信や通話定額は必要に応じて「トッピング」という形で購入する。ただし、180日間以上有料トッピングの購入などがない場合、利用停止または契約解除となる場合がある。その条件は「最後に購入した有料トッピングの有効期限の翌日から180日間、有料トッピングの購入がない場合」となる。
auのオンライン専用プラン「povo」が「povo2.0」としてリニューアルし、9月29日から提供される。povo2.0では基本料金を0円とし、データ通信や通話定額は必要に応じて「トッピング」という形で購入する。
トッピングでデータ通信の容量を購入しなくても、128kbpsの低速通信は可能。従量通話料は30秒あたり22円(税込み、以下同)となる。国内SMSは送信は1通あたり3.3円だが、受信は無料。つまり高速データ通信や通話(発信)、SMS送信を利用しなければ、0円で運用できる。
ただし、180日間以上有料トッピングの購入などがない場合、利用停止または契約解除となる場合がある。利用停止や契約解除の条件をKDDIに確認したところ、「最後に購入した有料トッピングの有効期限の翌日から180日間、有料トッピングの購入がない場合」とのこと。ただし期間内の従量通話料とSMS送信料の合計額が660円を超えている場合は、トッピングを購入しなくてもよい。
通話料金に換算すると、30分で660円に達するので、ここが1つのボーダーラインになる。トッピングの購入は必須ではなく、180日ごとに通話やSMSで660円を超える課金をする場合でも問題ない。トッピングについては料金の制約はなく、前回購入から180日以内に1種類でも購入すればよい。現時点で最も安いのが、220円の「smash.使い放題パック(24時間)」。次いで「データ使い放題(24時間)」の330円、「データ追加1GB(7日間)」の390円となる。
povo2.0をメイン回線で使う人や、サブ回線でもある程度のデータ通信を使う人は、180日間の制約を気にする必要はないが、ずっと0円で運用できるわけではないことは覚えておきたい。
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