スマホの利用時間は「2時間以上3時間未満」が最多、MMDの調査より
MMD研究所は、12月21日に「2021年版:スマートフォン利用者実態調査」の結果を発表。スマホの利用時間「2時間以上3時間未満」が最多となり、デジタルギフトの認知度は66.7%、利用経験は24.5%となった。
MMD研究所は、12月21日に「2021年版:スマートフォン利用者実態調査」の結果を発表した。フォリウムのスマートフォン向けインターネットリサーチサービス「スマートアンサー」で共同調査を行ったもので、調査対象はスマートフォンを所有する15歳〜59歳の男女2173人、調査期間は12月3日〜12月6日。
スマートフォンの利用時間は「2時間以上3時間未満」が19.7%と最も多く、次いで「1時間以上2時間未満」が16.3%だった。メールやメッセージの1日平均利用はキャリアメールが2.9回、SMSが3.6回、LINEが9.2回送信に。2018年の同調査と比較すると、キャリアメールは0.1、SMSは0.2、LINEは1.7減となり、送信回数が減少傾向にある。
最もよく利用するアプリ上位3つは「動画」が30.0%、「SNS」が29.4%、「コミュニケーション」が22.6%となった。SNS利用者のうちInstagramを利用している500人へ、Instagramがきっかけで商品を購入したことがあるかを聞いたところ、38.0%が「購入したことがある」と回答。性年代別で購入経験を見ると最多は女性20代(97人)の58.8%、次いで女性30代(67人)の52.2%となる。また、Instagramがきっかけで購入したことがある商品を複数回答で聞いたところ「化粧品、美容用品」が46.3%、「靴/バックなど衣類小物、装飾品など」が30.5%、「衣料品」が28.9%となった。
食品ロス(フードロス)について聞いたところ「知っている」が52.7%、「言葉だけ聞いたことがある程度」が31.8%、「知らない」が15.5%となり、認知度は84.5%。フードシェアリングサービスについて聞いたところ「知っている」が9.9%、「言葉だけ聞いたことがある程度」が26.3%、「知らない」が63.7%となり、認知度は36.2%となった。さらに、説明して利用意向を聞いたところ「利用してみたいと思う」が22.6%、「やや利用してみたいと思う」が37.4%と合わせて60.0%が利用意向を示した。
デジタルギフトの認知/利用状況について聞いたところ「利用したことがある」が24.5%、「利用を検討している(利用したことはない)」が5.2%、「だいたいどんなものか分かるが、利用したことはない(利用を検討するまでに至っていない)」が14.7%、「いくつかのサービス名称は分かるが、内容は知らない」が5.4%、「デジタルギフトがあることは聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」が16.9%となり、デジタルギフトの認知度は66.7%となった。利用経験者533人のうち「受け取ったことがある」は79.9%、「送ったことがある」は53.1%だった。
受け取ったことがあるデジタルギフトの内容(複数回答)は「ポイント/ギフトコード」が47.2%、「ドリンク/フード」が39.0%、「コンビニエンスストア商品」が22.1%。送ったことがあるデジタルギフトは「ドリンク/フード」が50.9%、「ポイント/ギフトコード」が34.3%、「コンビニエンスストア商品」が18.4%となった。
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