Xiaomi、「Snapdragon 8 Gen 1」搭載「Xiaomi 12」と「Xiaomi 12 Pro」発表 3699元から
Xiaomiは新フラグシップ端末「Xiaomi 12」シリーズを発表した。中国で12月31日に発売する。「Snapdragon 8 Gen 1」搭載で、Xiaomi 12は6.28型とコンパクトで価格は約6万7000円から。
中国Xiaomi(小米科技)は12月28日(現地時間)、予告通り新フラグシップ端末「Xiaomi 12」シリーズを発表した。米Qualcommの最新ハイエンドプロセッサ「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載する「Xiaomi 12」と「Xiaomi 12 Pro」と、Xiaomi 12とほぼ同じスペックでプロセッサのみ「Snapdragon 870」搭載の「Xiaomi 12X」の3モデル展開だ。
中国では31日に発売する。Xiaomi 12の価格は3699元(約6万7000円)から。グローバル展開については後日発表する。
Xiaomi 12はディスプレイが6.28型と、ハイエンドにしてはコンパクトだ。Xiaomi 12 Pro(以下、「Pro」)は6.73型で、バッテリーや充電速度、カメラなどがXiaomi 12より高いスペックになっている。
Xiaomi 12とProは、先代と比較してグラフィックスレンダリングのGPU性能が30%、電力効率が25%、AIエンジンは400%(5倍)向上したとしている。
OSは同日発表の「MIUI 13」だ。
Xiaomi 12
6.28型は、「Xiaomi Mi 8」以降の同社フラグシップでは最も小型になる。端がカーブするAMOLEDパネルのリフレッシュレートは最大120Hzで、CorningのGorilla Glass Victusを採用。指紋認証センサーはディスプレイ内だ。
本体サイズを小型化するために、マザーボードや冷却のためのパッドを小型化した。
アウトカメラは、ソニー製5000万画素広角、1300万画素の超広角、500万画素の望遠マクロの3台、インカメラは3200万画素1台。バッテリーは4500mAhで、有線充電は67W、無線充電は50W。10Wのリバース無線充電をサポートする。サイズは152.7×69.9×8.2mmで重さは180g。色は黒、青、パープルの3色のガラスと、緑のヴィーガンレザーの4種類ある。中国での推奨小売価格は、メモリ+ストレージが8GB+128GBで3699元、8GB+256GBで3999元、12GB+256GBで4399元だ。
Xiaomi 12 Pro
Proのディスプレイは6.73型のALMOLEDでリフレッシュレートは1〜120Hzの可変。アウトカメラはソニー製5000万画素広角、5000万画素テレフォト、5000万画素超広角の3台。インカメラは3200万画素の広角1台。Xiaomiが独自に開発した高速オートフォーカス技術「CyberFocus」で、被写体の顔をロックし続けられる。
バッテリーは2つのセルに分割した4600mAhで、有線充電は120W、無線充電は50W。電力管理のために独自の充電チップ「Surge P1」を搭載する。
サイズは163.6×74.6×8.2mm、重さは205g。色のバリエーションはXiaomi 12と同じだ。価格は8GB+128GBが4699元、8GB+256GBが4999元、12GB+256GBが5399元。
Xiaomi 12X
Xiaomi 12XのXiaomi 12との違いは、プロセッサがSnapdragon 870であることの他に、無線充電とリバース無線充電をサポートしていないことだ。価格は3199元から。
Xiaomiは新しいスマートウォッチ「Xiaomi Watch S1」と無線イヤフォン「Xiaomi Buds 3」も発表した。
関連記事
- 「Xiaomi 12」は12月28日発表 「Snapdragon 8 Gen 1」搭載
XiaomiがWeiboで12月28日に「Xiaomi 12」を発表すると予告した。「Mi 11」の後継に当たるフラグシップ端末だ。Qualcommの「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載することと、外観画像を紹介した。 - OPPO、「Snapdragon 8 Gen 1」搭載スマホを2022年第1四半期に投入
OPPOは、2022年の第1四半期に「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載するフラッグシップスマートフォンをリリースすると発表した。 - Qualcomm、スマホ向けハイエンドSoC「Snapdragon 8 Gen 1」発表
Qualcommは、スマホ向けハイエンドSoC「Snapdragon 8 Gen 1」を発表した。「Snapdragon 888」の後継に当たる。先代よりも性能は20%向上し、電力効率は30%高いとしている。 - Xiaomiのスマホが絶好調 世界2位、中国3位の秘密を探る
2021年第2四半期の世界のスマートフォン出荷シェアでXiaomiが初の2位に躍り出た。日本でもコスパの高い製品をSIMフリー市場のみならず通信事業者にも提供することで、ユーザーを着々と増やしている。Xiaomiにとって母国である中国市場の攻略も重要なテーマになっている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.