ソフトバンクとバルミューダが「BALMUDA Phone」の販売を一時見合わせ 「技適」に確認すべき事項が見つかったため
ソフトバンクとバルミューダが「BALMUDA Phone」の販売を一時的に見合わせていることが判明した。製造元の京セラから「技適に確認すべき事項が見つかった」との申告を受けた措置で、既に使っているユーザーには影響しないという。【追記】
ソフトバンクが1月7日から「BALMUDA Phone(A101BM)」の販売を見合わせていることが判明した。端末の製造元である京セラから「『技術基準適合証明』の認証に関して確認すべき事項が生じた」旨の連絡を受けたことに伴う措置で、既に購入して使っているユーザーには影響しないという。
【追記:21時5分】バルミューダの広報担当者から回答が得られたことに伴い、タイトルを変更した上で記事の一部に追記と修正を行いました
【追記:1月13日18時45分】本件について、設計と製造を担当した京セラから原因と対処方法が公表されたことに伴い、記事に追記を行いました
BALMUDA Phoneはバルミューダが企画を行い、実際の設計、製造と各種認証の取得は京セラが担っている。
ソフトバンク広報本部によると、京セラから技適の認証に関して確認すべき事項が生じた旨の連絡を受けたことに伴い、全てのソフトバンク取扱店やソフトバンクオンラインショップにおいて同端末の販売を見合わせているという。
バルミューダモデルも販売見合わせ中
BALMUDA Phoneは、ソフトバンクが販売するモデルの他にバルミューダが販売するモデル(X01A)も存在する。1月9日現在、バルミューダモデルはWeb直販において「1月下旬以降出荷」となっており、同社のブランドショップ(BALMUDA The Store Aoyamaを含む)でも購入のための来店予約の受付を一時的に休止している。
バルミューダの広報担当者によると、ソフトバンク向けモデルと同様に、製造元の京セラから「技適の認証に関して確認すべき事項が生じた」旨の連絡を受けたことに伴い、自社が販売する分の販売を見合わせているという。
販売停止の原因は「干渉ノイズの許容値超過」
BALMUDA Phoneの設計と製造を担当した京セラが1月13日、「技適の認証に関して確認すべき事項」が「一部の周波数帯において干渉ノイズが許容値を超える場合がある問題」である旨を発表した。この問題は端末のソフトウェアの更新で解消できるもので、1月14日からバルミューダモデルとソフトバンクモデルの両方に更新プログラムが配信される。合わせて、1月14日からBALMUDA Phoneの販売も順次再開される。
詳しくは別記事を参照してほしい。
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