ミッドレンジ「AQUOS sense6」のカメラ機能はどう? 「AQUOS R6」との比較も(4/4 ページ)
ミドルクラスで人気のAndroidスマホといえば「AQUOS Sense」シリーズ。その最新モデル「AQUOS Sense6」が2021年11月に発売されたが、カメラの使い心地はどうだろうか。同じくシャープ製「AQUOS R6」と撮り比べてみた。
動画は伝統のAIライブシャッター機能で
動画は4Kまで対応するが、4K動画を撮れるのはメインの広角カメラのみ。フルHDなら超広角カメラや望遠カメラも使える。また4K時はAIライブシャッターやライブストーリー機能が使えない。基本的にフルHDで楽しむ端末だと思った方がいいだろう。
これは録画中の画面。「AI」と書いてあるのはAIライブシャッターが自動的に撮影したものだ。
手ブレ補正をオンにしてちょっと歩いてみた動画がこちら。
で、3枚ほどAIライブシャッターが静止画を撮ってくれた(といっても、フルHDサイズなので動画から切り出すのと変わらないけど)。そのうちの1枚がこれだ。
AIライブシャッター機能自体は面白いので、オンにしておくのがいいかと思う。
と、AQUOS R6と比べたりしながらAQUOS sense6のカメラ機能を見てきたけど、いえるのは「実にベーシックなカメラ能」だなあということ。通常の写真モードだと細かく設定できるところは少ない。画面内をタップして明るさを変えたりできるくらいでとてもシンプルだ。
ただ、AQUOSのミドルクラス機を求めるユーザーには妙にとがった機能をあれこれ付けるよりは、シンプルなカメラにして「あとはAIにおまかせ」が合っていると思う。AIライブシャッター機能も使う側は何も考えなくてOKってのがいい。
画質もメインの広角カメラはなかなかきれいで安定している。超広角カメラと望遠カメラはそれに比べるとちょっと落ちるけど、昼間の屋外なら全然OK。メインの広角カメラとサブの超広角、望遠カメラって感じで使いたい。
ミドルクラス機にしてはディスプレイは明るくて見やすいし(さすがIGZO)、バッテリーの持ちもいいしで、ディスプレイ・バッテリー・カメラの三本柱がしっかりしているってのは高評価だ。
モデル:長谷川実沙
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