2021年のアプリダウンロード、世界のトップはTikTok、日本はPayPay──App Annie調べ
App Annieは2021年のモバイル市場に関する包括的なレポート「モバイル市場年鑑 2022」を発表した。長引くコロナ禍で「モバイルの習慣が世界中に根付いた」。アプリダウンロード数やモバイル使用時間などを分析している。
モバイル関連の分析調査企業の米App Annieは1月12日(現地時間)、2021年のモバイル市場に関する包括的なレポート「モバイル市場年鑑 2022」を発表した。
2020年から続くコロナ禍の影響の下、2021年は「モバイルの習慣が世界中に根付」き、「モバイル市場にとってさらに革命的な年になった」としている。
2021年のアプリダウンロード総数は約2300億回と前年比6%増で過去最高を更新。消費支出額は1700億ドルで前年の2000億ドルを下回った。1人当たりの1日の平均モバイル利用時間は4時間48分と前年より36分伸びた。
アプリ別のダウンロード数トップ10は、世界ではTikTok、Instagram、Facebook、WhatsApp、Telegram、Snapchat、Facebook Messenger、Zoom、CapCut、Spotify。日本ではPayPay、LINE、ZOOM、Instagram、Myna Point、YouTube、Google Maps、TikTok、Amazonプライムビデオ、Gmailだった。
世界トップのTikTokについて、App Annieは年内にMAU(月間アクティブユーザー数)が15億人を超えると予測した。ユーザーは2020年より90%長い時間をTikTokで費やしているという。
調査結果は、パンデミックが人々に与えた影響も示している。
例えばショッピングアプリに費やす時間が笛、世界で1000億時間以上になった。Uber Eatsなどのデリバリーアプリのセッション数は、前年比50%増の1940億件だった。日本のデリバリーアプリのトップ3は、出前館、Uber Eats、マクドナルドだった。
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