BALMUDA Phoneの販売停止は1週間で解消/AQUOS sense6のカメラを試す:Mobile Weekly Top10
製造元の京セラからの報告を受けて販売が停止されていた「BALMUDA Phone」ですが、販売停止から約1週間でソフトウェア更新により問題を解消し、販売も再開されました。そもそも、一体何が問題で、なぜ発覚したのでしょうか……?
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2022年1月10日〜2022年1月16日
- BALMUDA Phoneの技適問題、新規参入メーカーが起こしがちなトラブルとは事情が違うワケ
- 「Gz'One TYPE-XX」レビュー 再始動のカシオデザインを堪能できる一台
- IIJmio「ギガプラン」を8カ月使ってみた 通信品質はどう? どんな人にオススメ?
- PayPayの「あなたのまちを応援プロジェクト」 、2月以降参加の23自治体を発表
- ミッドレンジ「AQUOS sense6」のカメラ機能はどう? 「AQUOS R6」との比較も
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ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2022年1月10日から2022年1月16日までの1週間について集計し、まとめました。
今回の集計期間においてアクセス数の1位となったのは、「BALMUDA Phone」が1月7日頃から1月13日まで一時的に販売を見合わせた理由を詳しく解説した記事でした。
BALMUDA Phoneはバルミューダが企画したスマートフォンですが、設計、開発と製造は京セラが担っています。日本国内で携帯電話として利用するのに欠かせない「技術基準適合認定」と「技術基準適合証明」(合わせて「技適など」と呼ばれます)の取得も、製造元である京セラが担っています。
今回、BALMUDA Phoneが販売を一時的に見合わせたのは、モバイル通信で対応している特定の周波数帯(TD-LTE Band 41)において、干渉ノイズが技術基準適合証明の認定基準を超過する恐れがあることが原因です。京セラは他端末の開発過程でBALMUDA Phoneのデータを見直した所、干渉ノイズに関する数値に誤りを発見し、バルミューダとソフトバンクに連絡を取り販売停止の措置を講じてもらったようです。
端的にいえば誤ったデータのままで技術基準適合証明を取得できてしまったということになるのですが、この証明に関する審査は総務省自身ではなく、総務大臣(総務省)に登録をした「登録証明機関」と呼ばれる団体または企業が行うことになっています。つまり、今回は認証機関もミスを見逃してしまった可能性があるということです。
無線に関する不備は、最悪のケースでは対象となる本体の回収と交換が必要となります。今回の不備がソフトウェア更新で修正できる内容だったことは、ある意味で「不幸中の幸い」で、14日から販売も再開できています。今後、BALMUDA Phoneはどのような売れ行きを見せていくのか、注目したいと思います。
ランキングの5位には、シャープのミドルレンジスマートフォン「AQUOS sense6」のカメラレビュー記事が入りました。7位には、AQUOS sense6と「AQUOS zero6」を比較する記事も入っています。
5位の記事にもあるように、AQUOS sense6は「AQUOS R6」の技術を応用した画像処理エンジン「ProPix3」を搭載しています。その成果もあってか、従来のAQUOS senseシリーズと比べると写真の全体的な画質が向上しています。「普通のカメラ」として使うには十分すぎる画質です。
何度も言っているような気もしますが、ハイエンドゲームの快適なプレイやより速い通信を求めない限りはミドルレンジモデルでも十分過ぎるほど快適です。カメラの画質もいい感じになっています。これも何度目か分かりませんが、本当にいい時代になったと思います。
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