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ミクシィ、ローカル5Gの無線局免許を取得 競輪イベントで商用利用を開始
ミクシィは、Sub6帯域(4.8GHz〜4.9GHz)を活用したローカル5G SAシステムの免許を取得。同社初の商用利用として、千葉市主催の自転車トラックトーナメント「PIST6 Championship」の映像配信を行う。
ミクシィは、Sub-6帯域(4.8GHz〜4.9GHz)を活用したローカル5G SAシステムの免許を取得。1月22日に同社初の商用利用として、千葉市主催の自転車トラックトーナメント「PIST6 Championship」の映像配信を開始した。
同社は選手の自転車にカメラを取り付けてオンボード映像の伝送を実現する車載中継システムや、レースや選手の情報、写真などを外部システムから自動で取得してリアルタイムに編集/送出が可能な映像編集システムを独自開発している。今後、よりユーザーに低遅延かつクオリティの高い映像配信を実現するため、ローカル5Gの無線局免許を取得したという。
システム構築後は低遅延で安定した可搬型定点カメラ映像を、会場の「TIPSTAR DOME CHIBA」のビジョンや共遊型スポーツベッティングサービス「TIPSTAR」などでで配信。まずは可搬型定点カメラ映像の送出から運用を開始し、今後はレースに出場する自転車の車載カメラでもローカル5G対応を行う予定だ。
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