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従来価格の5分の1でローカル5Gを導入 NTT東日本が展開する「ギガらく5G」とは(2/2 ページ)

NTT東日本が、ローカル5Gの手続きから構築、運用までをワンパッケージで提供する、企業向けの「ギガらく5G」を発表。従来のローカル5Gと比べ約5分の1の価格で必要な要素がそろっているという。上りの通信速度を高速化できることも特徴だ。

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月額30万円程度からローカル5Gの環境が一式そろう

 ギガらく5Gの料金は、月額制のサブスクリプション型と、減価償却で費用を支払いたい企業に向けた一括支払い型の2種類が用意されており、前者の場合基本料は月額27万9000円。オプションでRUとアンテナを加える場合、1つあたり月額2万4000円となる。

 それゆえ「月額30万円程度からローカル5Gの環境が一式そろう」と増山氏は話しており、これにサーバラックや機器設置工事費などを含めた場合、5年間の運用費は約2000万円。従来の1億円弱という水準からおよそ5分の1にまで下げられるとのことだ。

ギガらく5G
ギガらく5Gの導入ケース。屋内用のRUやラックなどを追加しても5年間のトータルコストは約2000万円程度で済む

 ただ増山氏は、ローカル5Gがプライベートネットワークの構築に非常に重要物であるとする一方、「ネットワークだけあっても顧客のDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進や地域の課題解決ができるとは考えていない」と話す。それゆえ、ギガらく5Gで高品質なローカル5Gネットワークを提供した後は、パートナー企業にそれを利用したソリューションを開発してもらい、顧客にそれを活用してもらうことが重要だとしている。

ギガらく5G
ギガらく5Gでローカル5Gのネットワーク整備のハードルを引き下げたことから、今後はパートナー企業と顧客との連携によるDX化を目指していく

 また増山氏は、プライベートネットワークにはローカル5Gだけでなく、Wi-FiやLPWA、そして携帯電話会社が提供するプライベートな5Gネットワークなども存在するとし、それら全てが顧客にとって最適なネットワーク構築に貢献するものと説明。NTT東日本ではさまざまなネットワーク技術を組み合わせてプライベートネットワークを構築し、企業や地域のニーズに応えていきたいとしている。

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