スマートグラスで展示作品を解説する「auビジュアルガイド」、バンクシー展で活用

KDDIはスマートグラス／XRを活用し、美術館や博物館、展覧会などの展示作品を視覚的に解説する「auビジュアルガイド」を提供開始。北海道札幌市で開催中の「バンクシー展 天才か反逆者か」でも提供する。

[エースラッシュ，ITmedia]

　KDDIは、4月15日にスマートグラス／XRを活用して美術館や博物館、展覧会などの展示作品を視覚的に解説する「auビジュアルガイド」を提供開始した。

auビジュアルガイド

　auビジュアルガイドは、スマートグラスと映像コンテンツをセットで提供するパッケージサービス。オーディオガイドの代わりにスマートグラスを利用し、展示物を音声に加え映像でも解説する。来場者はスマートフォンを操作すれば、案内板や学芸員の前などに限らず自由な位置から作品解説を視聴できる。

　仮想空間の活用で物理的な展示スペースの制約を超えた展示も実現し、装飾要素の追加も可能。多言語の字幕／音声や手話を用いた作品解説の他、恐竜の骨格標本とスマートグラスの中に投影されたCGの姿を重ねて鑑賞するといった利用もできる。

利用イメージ

　また、同日から北海道札幌市で開催している「バンクシー展 天才か反逆者か」へ本サービスを提供。北海道テレビのアナウンサーがスマートグラスの中に登場し、解説を聞きながら一緒に会場を巡るような体験を提供する。利用価格は700円（税込み）。

「バンクシー展 天才か反逆者か」の利用イメージ