「常識を覆す」? 楽天モバイルの“0円撤廃”が波紋を呼ぶ:Mobile Weekly Top10
楽天モバイルが新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」を発表しました。その内容が大きな波紋を呼んでいます……。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2022年5月12日〜2022年5月18日
- 楽天モバイル“0円撤廃”で業界に波紋 常識を覆す新プランは受け入れられるのか
- 楽天モバイルが新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」発表 月額0円は撤廃、7月から自動移行
- ドコモ2022年夏モデル、価格と発売日まとめ Xperia 1 IVは約19万円
- ドコモの2022年夏モデルが出そろう ハイエンド全機種が5G SA対応、久々のarrows ケータイも
- 楽天モバイルの「月額0円」廃止、なぜ既存ユーザーにも適用? 三木谷氏が釈明
- 事前チャージ不要の「PayPayあと払い」と「PayPayカード」はどちらがお得?
- IIJ勝社長、楽天モバイルの0円撤廃に「正しい方向だと思う」とコメント
- ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルのキャンペーンまとめ【5月最新版】 最新スマホもお得に入手
- 寺尾社長「BALMUDA Phoneはネバーギブアップで継続改善」 バルミューダ決算
- Google、「Pixel 6a」発表 Google Tensor搭載で5万3900円
ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2022年5月12日から2022年5月18日までの7日間について集計し、まとめました。
アクセス数の1位、2位と5位は、楽天モバイルが7月1日から提供する新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」に関する記事となりました。
その名の通り、Rakuten UN-LIMIT VIIは現行の「Rakuten UN-LIMIT VI」の後継プランです。何が変わったのかは、2位の記事を読めば分かるのですが、その中でも以下のポイントが非常に話題を呼びました。
- 月額料金が1078円からに→月額0円運用ができなくなる(1名義1回線限定)
- 既存ユーザーも7月1日から強制移行(激変緩和措置あり)
Rakuten UN-LIMIT VIは、1名義1回線限定ながら“無条件で”月額0円から運用できるようになっています。このことを生かして「メインの携帯電話回線のバックアップ回線として利用する」という使い方をする人が少なからずいます。付帯サービスの1つである「Rakuten Link」の無料通話機能を使うために契約している人も多いようです。
しかし、7月と8月は自動値引き、9月と10月はポイント還元によって実質的に「月額0円から」を維持できるものの、プランの強制移行によって月額0円からの運用は不可能となります。旧来のマスメディア(新聞やTV)でも大きく取り上げられられたせいか、SNSでの“盛り上がり”はものすごかったように思います。
楽天モバイル(と、親会社の楽天グループ)ではグループ企業が提供する他のサービスとの相乗効果によって「月額0円からでもやっていける」と判断したのでしょうが、KDDIへのローミング費用の支払いに加えて自社エリアの構築にお金が掛かってしまったせいか、音を上げてしまった格好です。
個人的には、MNO(自社回線)サービスの契約数が1000万件を超えた時点で「月額0円から」はやめると予想していました。「タダより高いモノはない」といいますが、無条件で「月額0円」とするのはサービス設計的にかなり無理があるからです。その予想を上回る早さで「月額0円から」をやめてしまったことにビックリしてしまいました。
多くの人にとって、悪い意味で「常識を覆す」ことになってしまったRakuten UN-LIMIT VII。今後、契約数はどうなっていくのでしょうか……?
関連記事
- 楽天モバイル“0円撤廃”で業界に波紋 常識を覆す新プランは受け入れられるのか
楽天モバイルが新たに発表したプラン「UN-LIMIT VII」への反響は、これまでとは様相が異なっている。ネットでは「改悪」との声が多く、料金プランが自動移行されることに対しても批判が集まっている。悪い意味で“常識を覆す”モットーを実行してしまった楽天モバイルだが、挽回のチャンスはあるのか。 - 楽天モバイルが新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」発表 月額0円は撤廃、7月から自動移行
楽天モバイルが、新たな料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」を7月1日から提供する。現在提供している「Rakuten UN-LIMIT VI」では1GBまでは0円としているが、これを撤廃。最低料金を値上げした代わりに、楽天グループとのサービス連携を強化する。 - ドコモ2022年夏モデル、価格と発売日まとめ Xperia 1 IVは約19万円
5月11日、NTTドコモの2022年夏モデル9機種のラインアップが出そろった。本記事では9機種の価格と発売時期を一覧で紹介する。現時点で最も高額なのはXperia 1 IV SO-51Cの19万872円。 - ドコモの2022年夏モデルが出そろう ハイエンド全機種が5G SA対応、久々のarrows ケータイも
NTTドコモの2022年夏商戦向け新端末が出そろった。既に発表済みのものを含めるとハイスペックスマートフォンが4モデル、スタンダードスマートフォンが3モデル、4Gケータイが1モデル用意されている。AQUOS wish2 SH-51C以外のスマートフォンは分割払いの最終月の残価を端末ごとに設定し、端末を返却すると、残価の支払いが免除される「いつでもカエドキプログラム」の対象となる。 - 楽天モバイルの「月額0円」廃止、なぜ既存ユーザーにも適用? 三木谷氏が釈明
楽天モバイルは新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」を発表した。従来の段階制プランを踏襲しつつ、月間1GB以下の「月額0円」は廃止された。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.