中古スマホの所有率は11.6%で2020年から約2倍増、新品は6.5ポイント減
MMD研究所が「2022年中古スマホに関する調査」の結果を発表。中古スマホの所有率は11.6%と2020年より約2倍増となった一方、新品は6.5ポイント減となった。
MMD研究所は、5月19日に「2022年中古スマホに関する調査」の結果を発表し。スマートフォンを所有する18歳〜69歳の男女1万人へ予備調査を行い、中古スマートフォンの所有者500人を対象に本調査を行っている。期間は4月21日〜4月24日。
予備調査で現在利用しているメイン端末の購入/入手方法を聞いたところ「新品のスマートフォン」が84.5%、「中古スマホ(修理・整備品も含む)」が11.6%、「友人・家族からスマートフォンを譲り受けた」が3.3%。2020年4月と比較すると新品は6.5ポイントダウン、中古は5.5ポイントアップし、中古は2016年4月から9.8ポイントアップしている。
以前メインで利用していた携帯電話/スマートフォンの処分方法について聞いたところ「自宅に保管している」が52.4%、「キャリア下取り」が17.3%、「携帯電話買取店へ売却した」が7.1%となった。年代別に見ると、自宅に保管していると回答したのは60代が最多で60.4%、10代が最少で38.2%となる。
中古スマートフォンを所有する500人へ購入した店舗/サービスサイトを聞いたところ「キャリアのオンラインサイト(認定リユース品)」が13.6%、「ハードオフ」が13.2%、「ブックオフ」が11.6%。購入回数は「今の端末が初めて」が69.8%、「3回以上購入したことがある」が15.4%、「今回で2回目」が14.8%となった。
また、購入した理由を複数回答で聞いたところ「新品より価格が安いから」が36.2%と最も多く、次いで「オンラインで購入できるから」が13.8%、「SIMフリー端末が欲しかったから」が12.8%となった。
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