楽天モバイルの「0円終了」で乗り換えるべきサービスは? 大手キャリアやMVNOと比較(2/2 ページ)
楽天モバイルでは、データ利用量が月に1GB以下なら基本料を無料としてきましたが、7月1日から提供される新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」では、いわゆる無料枠だった1GB以下の枠が廃止。0〜3GBのデータ利用量で月額1078円(税込み)というのが最低ラインの料金となりました。これまで0円で楽天モバイルを維持していた人が、乗り換え先としてどこを選ぶのがベターなのでしょうか。
各MVNOが使っている回線をチェック
低価格で維持できたとしても、つながらなければ意味がありません。そこで気になるのが、どのキャリアの回線を利用しているかということです。
こちらも表にまとめました。
mineoはトリプルキャリアのMVNOなので、どの地域に住んでいてもつながる回線を選べます。IIJmioで注意したいのは、データ通信のみで契約する場合、ドコモ回線しか選べないということ。音声通話やSMSを利用できるタイプであれば、au回線を使ったプランを契約できます。
複数の回線を提供しているMVNOでは、ドコモ回線に「D」、au回線では「A」、ソフトバンク回線に「S」を入れたプランまたはタイプとして提示しているので、契約する際はプラン名をしっかり確認しましょう。
楽天モバイル回線を維持する?
ここまで、大手キャリアのサブブランドとMVNOの料金体系や各通信サービスの特徴を見てきました。
Rakuten Miniを便利に使ってきた筆者ですが、他社へ乗り換えるか、実はかなり悩んでいます。というのも、楽天モバイルのサービス開始当初は3278円の維持費で構わないと考えて契約しており、それが1078円に下がった、という見方ができるからです。
とはいえ、Rakuten Miniでデータ通信をほとんど行っていないのも事実。万が一のときのためにポケットに忍ばせておくだけであれば、Rakuten MiniのeSIMに対応したMVNOに乗り換えることも検討した方がいいのかもしれません。
Rakuten UN-LIMIT VIIが始まる7月1日までの間、情報収集に忙しくなりそうです。
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