Androidに「Google Playポイント」によるアプリ内決済などの新機能
GoogleがAndroidの複数の新機能を紹介。Androidアプリストアのポイント、「Google Playポイント」でアプリ内アイテムの購入も可能になった。2つのアクセシビリティアプリの機能も強化された。
米Googleは6月2日(現地時間)、Android端末で使えるようになる複数の新機能を発表した。まだ日本では使えないものもあるが、簡単に紹介する。
Google Playポイントによるアプリ内決済(日本でも利用可能)
そもそもGoogle Playポイントは日本発祥だ。Gogole Playストアでの支払いや対象アプリのインストールなどでポイントが取得でき、貯めたポイントをストア内でのアプリやコンテンツの購入に利用できるというもの。
このポイントを、アプリ内アイテムの購入にもアプリを離れずに利用できるようになる。この機能は日本を含む利用可能地域で向こう数週間でロールアウトしていく。
Gboardでカスタムテキストスタンプ生成(英語のみ)
米国のみの機能だが、英語版Gboardで入力したテキストをスタンプに加工できるようになる。サンプルGIF画像では、「Love you Joe」をスタンプにしている。
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「Emoji Kitchen」に1600以上の新しい組み合わせ追加(日本でも利用可能)
「Emoji Kitchen」は、Gboardで2つの絵文字をミックスして新しいスタンプにする機能。GmailやTwitter、一部のメッセージングアプリで利用できる。
6月がプライド月間であることや夏の到来に合わせ、1600以上の新しい組み合わせを追加した。スイカ+サッカーボール、ホットドッグ+おばけなど。新スタンプの一覧はないので、自分で探していくしかない。
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聴覚障害者向け補聴アプリ「音声増幅」の改善
「音声増幅」(英語では「Sound Amplifier」)は、2019年リリースの、補聴器のようにノイズを除去して人の声を聞き取りやすくするアクセシビリティアプリだ。
同日のアップデートにより、バックグラウンドノイズの低減が改善され、「より高速で正確なサウンドを実現した」としている(本稿執筆現在、日本語版のアプリにはまだアップデートが来ていない)。ユーザーインタフェースも改善された。
視覚障害者向け音声アプリ「Lookout」がオフライン対応
「Lookout」も2019年リリースの、目の不自由な人に周囲の様子を音声で説明するアプリだ(日本語には対応しないが、インストールは可能)。
カメラを通しての周囲の様子だけでなく、画像モードでアプリ内の画像の説明も聞けるようになる。また、各種モードの機能強化で説明がより正確になるとしている。
さらに、オフラインでも機能するようになった。
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