薄型ハイスペックフォルダブルスマホ「Xiaomi MIX Fold 2」登場 ライカレンズ搭載で約17.8万円から:中国本土以外での展開は未定
Xiaomi(シャオミ)が、中国本土でフォルダブルスマートフォンの第2世代を発売する。ドイツのLeica(ライカ)の監修を受けた高画質カメラを搭載しつつ、従来モデルよりも薄型化を果たしたことが特徴だ。ただし、中国本土以外での展開は未定となっている。
Xiaomiは8月16日(中国標準時)、フォルダブルスマートフォン「Xiaomi MIX Fold 2」を中国本土(Mainland China)において発売する。想定販売価格は8999元(約17万800円)からとなる。
Xiaomi MIX Fold 2の概要
Xiaomi MIX Fold 2は、2021年4月に発売された「Mi Mix Fold」の後継モデルとなる。内側に折りたためるフォルダブルディスプレイと、通常の操作にも使えるサブディスプレイの2画面構成であることに変わりはないが、折りたたんだ際の厚さを約11.2mm、展開した際の厚さも約5.4mmに抑えていることが特徴だ。この薄さは自社開発の「Micro Waterdrop Hinge」によって実現できたという。
プロセッサはQualcommの「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載している。メインメモリ(LPDDR5-6400規格)は全モデル共に12GBで、ストレージ(UFS 3.1規格)の容量は以下の3種類を用意している。OSはAndroid 12ベースの「MIUI Fold 13」を搭載しているが、販売市場の都合もあり「Google Play」には対応していない。
- 256GB:想定販売価格8999元
- 512GB:想定販売価格9999元(約19万7700円)
- 1TB:想定販売価格1万1699元(約23万1700円)
メインディスプレイは約8.02型のSamsung Eco2 OLED(低消費電力/環境配慮型の有機EL)となる。解像度は2160×1914ピクセル、リフレッシュレートは1〜120Hz(可変)で、DCI-P3の色域をカバーしている。
サブディスプレイは約6.56型のAMOLED(有機EL)だ。解像度は1080×2520ピクセル、リフレッシュレートは最大120Hzで、DCI-P3の色域をカバーしている。保護ガラスにはCorningの「Gorilla Glass Victus」を採用している。
どちらのディスプレイも最大輝度は1000ニトで、Dolby Vision/HDR10+規格のHDR表示に対応している。画面のキャリブレーションも行っているという。
アウトカメラは「広角」「超広角」「望遠」のトリプル構成で、ドイツの光学メーカー「Leica(ライカ)」の監修を受けている。それぞれのカメラの使用は以下の通りだ。動画撮影時は、Dolby Vision規格でのHDR記録にも対応する。
- 広角カメラ(メイン)
- 約5000万画素センサー(ソニー製「IMX766」)
- F1.8レンズ(7層)
- 光学手ブレ補正用SMAアクチュエーター搭載
- 超広角カメラ
- 約1300万画素センサー
- F2.4レンズ(5層)
- 画角123度
- 望遠カメラ
- 約800万画素センサー
- F2.6レンズ
- 2倍ズーム(メインカメラ比)
インカメラ(サブディスプレイに搭載)は、約2000万画素のシングル構成となる。
スピーカーはHarman Kardonのチューニングを受けたもので、Dolby Atmos規格のサラウンドにも対応している。音声出力における「Hi-Res Audio」「Hi-Res Audio Wireless」認証も取得している。バッテリー容量は4500mAhで、最大67Wの急速充電に対応している(純正の充電器が必要)。
ボディーサイズは、折りたたんだ状態で約73.9(幅)×161.6mm(高さ)×11.2(厚さ)mm、開いた状態で約144.7(幅)×161.6mm(高さ)×5.4(厚さ)mmとなる。重量は約262gだ。ボディーカラーはBlackとGoldを用意している。
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