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「Nothing Phone (1)」がバージョンアップ ウォーターマーク追加や夜景が鮮明に
英Nothingは9月28日、同社初のスマートフォン「Phone (1)」向けにNothing OS バージョン1.1.4の提供を始めた。4回目のソフトウェアアップデートとなる。Android 13のベータバージョンを年内に行う予定。
英Nothingは9月28日、同社初のスマートフォン「Phone (1)」向けにNothing OS バージョン1.1.4の提供を始めた。
7月に英国、ヨーロッパを含む40以上の国と地域でPhone (1)を発売して以降、4回目のソフトウェアアップデートとなる。
今回のアップデートには以下の内容が含まれている。
カメラ関連
- カメラアプリにNothingのウォーターマークを追加できる新たなオプション
- 超広角カメラの色調整の改善、メインセンサーと超広角センサー間の色の一貫性の向上
- 新しい動体検知アルゴリズムを追加し、動いているものを撮影する際の安定性を強化
- ウルトラワイドモードで HDR を使用する際の撮影速度を高速化
- 夜モードでの撮影をより鮮明にするため、色の再現精度を改善
- インカメラのポートレート撮影でより自然に明るく鮮明なショットを実現
新機能
- 3ボタンナビゲーションバーを切り替える新オプション
- LHDC(Low latency and High-Definition audio Codec)のサポートを開始
セキュリティ
- 9月のセキュリティパッチへの更新
- 常時表示ディスプレイとその他の使用でのバッテリー消費量を低減
- 熱的性能発熱対策の改善
- システム更新に伴う新しいUI
- 顔認証ロック解除アルゴリズムの強化
- その他のバグ修正
英Nothingは8月鮮明度と演色性が向上するようカメラのソフトウェアを微調整した。Glyph ライトで撮影した写真は最適な色と明るさで自動調節されるようになり、インカメラの明瞭度が改善され、夜モードとHDRの処理時間が短縮された。
また、ウルトラワイドの撮影での色彩度が豊かになり、ズーム使用時の鮮明度が向上したという。
その他、Android 13のベータバージョンを2022年内に、その後フルバージョンを2023年初頭に発表する予定だ。
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