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「au PAY」のクーポンがリニューアル 小規模店舗でも配信可能に(2/3 ページ)
KDDIが「au PAYアプリ」のクーポン機能を10月19日にリニューアルする。それに合わせて、加盟店向けの新サービス「au PAY グロースパック クーポン」の提供も開始される。
加盟店向け「au PAYグロースパック」、クーポン手数料は1件20円
au PAYグロースパックはKDDIがau PAY加盟店のクーポン配信や店舗訴求を支援するサービスで、今回提供されるグロースパック クーポンはその“第1弾”という位置付けとなっている。従来はクーポン非対応だった小規模加盟店でも、このサービスを通してクーポンを配信できるようになる。
月額利用料は1加盟店当たり500円(税別)で、クーポン配信手数料は成果報酬型(利用1件ごとに税別20円)となっている。2023年3月までは、キャンペーンとして月額利用料とクーポン利用料を共に無料とする。
au PAYグロースパックのクーポン配信機能では、集客が必要になったときに“すぐに”ユーザーに配信できる点を特長としている。例えば、パン屋で急な雨で商品の売れ残りが発生しそうな時や、居酒屋でテーブル予約の直前キャンセルが発生した時などに、近くにいる利用者にクーポンを配信できるという。
クーポンの配信方法は、サービス開始時点ではユーザーの位置情報などに応じて行う仕組みを採用する。一方で、性/年代別のターゲティングや、位置情報以外の属性に基づくレコメンデーション機能は利用できない。クーポンの配信制御は、上限金額の設定機能を通じて行う形となっている。
クーポンの利用実績は、アプリ上からクーポンの閲覧数、利用数や性・年代別のユーザー属性などもグラフ化して表示される。
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