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マイナンバーカード、“10日間ほど”で再発行可能に 2024年秋ごろに実現へ
マイナンバーカードの再発行にかかる期間。これが“10日間ほど”に短縮される。寺田稔総務大臣が明らかにした。
マイナンバーカードの再発行にかかる期間を短縮するとして、寺田稔(てらだみのる)総務大臣が衆議院総務委員会と10月28日の定例会見で今後の意向を明らかにした。
マイナンバーカードは日本国内における行政関連手続きで個人を特定すべく、識別番号が付与されるICチップ付きのカード。従来は再発行に1カ月程度かかるが、寺田総務大臣はこれを10日程度に短縮する考えを示した。
再発行時間短縮には「システムや体制の構築など必要であり、現在、関係省庁と連携してそうした短縮化に向けた検討を行っている」とした上で、「2024年秋までに実現すべく作業を進めている」という。
なお、再発行に関してはマイナンバーカード総合サイトにある通り、マイナンバーカード機能の停止後、居住している市区町村窓口にて手続きを行う流れ。その際、警察署か交番で発行される受理番号の控えも必要になる。
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