「Xperia 5 IV」のSIMフリーモデル、2月1日に発売 8GB+256GBで12万円前後
ソニー、スマートフォン「Xperia 5 IV」のオープンマーケット向け(SIMフリー)モデル(XQ-CQ44)を2月1日に発売する。幅67mmのコンパクトなボディーに、ソニーが培ってきたカメラやオーディオの機能を詰め込んだフラグシップモデル。キャリアモデルから内蔵ストレージが256GBに増量されている。
ソニーが1月19日、スマートフォン「Xperia 5 IV」のオープンマーケット向け(SIMフリー)モデル(XQ-CQ44)を発表。2月1日に発売する。市場推定価格は12万円前後を予定している。カラーはブラック、エクリュホワイト、グリーンの3色展開。
発売に先立ち、1月19日にソニーストアのECサイトや直営店(銀座、札幌、名古屋、大阪、福岡天神)、家電量販店、ECサイトで予約受付を開始する。
Xperia 5 IVは、幅67mmのコンパクトなボディーに、ソニーが培ってきたカメラやオーディオの機能を詰め込んだフラグシップモデル。既にドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルからも販売されている。これらキャリアが扱っているモデルとの違いは、内蔵ストレージが128GBから256GBに増量されたこと。また、ドコモ、au、ソフトバンク向けモデルでは対応していたFMラジオ機能は省かれている。
その他の機能はキャリアモデルと共通している。本体サイズは67(幅)×156(高さ)×8.2(奥行き)mm、重量は172g。メインメモリは8GB、プロセッサはQualcommのSnapdragon 8 Gen 1を備えている。ディスプレイはアスペクト比が21:9の6.1型フルHD+有機ELを搭載しており、リフレッシュレートは120Hz。Xperia 5 IIIから輝度が約50%向上し、コンテンツのフレームごとに解析して明暗部を見やすくする「リアルタイムHDRドライブ」にも対応している。
アウトカメラには、1200万画素の超広角(16mm、F2.2)、広角(24mm、F1.7)、望遠(60mm、F2.4)の3つレンズを搭載。全てのレンズが120fps読み出しに対応し、瞳AFやオブジェクトトラッキング、最大60回/秒のAF/AE(自動露出)演算処理による20コマ/秒の高速連写が利用できる。また広角レンズと望遠レンズは光学式手ブレ補正にも対応する。
ゲーム機能に特化した「ゲームエンハンサー」では、120Hzのハイフレーム録画をしたり、直接ゲーム配信したりできる。Xperia 1シリーズと同様、240Hzの残像低減技術、暗いシーンを意図的に明るく表示する「L-γ(ローガンマ)レイザー」にも対応している。
本体の上下にステレオスピーカーを内蔵。スピーカーユニットを専用のエンクロージャーに搭載して本体の振動を抑えることで、先代のXperia 5 IIIと比べて最大音圧が約30%、100〜200Hzの低音域の音圧が20%向上したという。3.5mmイヤフォンジャックも備えている。スタジオ品質をうたうレコーディングが可能な音楽制作アプリ「Music Pro」も利用できる。
Xperia 5 IIIの4500mAhよりも大きな5000mAhのバッテリーを内蔵しており、30分で50%まで充電できる急速充電に対応している。ワイヤレス充電にも対応し、他のデバイスに給電する「おすそ分け充電」も利用できる。
ネットワークは5GのSub-6に対応し、ミリ波には対応しない。対応バンドは5Gがn3、n28、n41、n77、n78、n79、4GがBand1、3、4、5、7、8、12、13、17、18、19、21、26、28、38、39、40、41、42。SIMはeSIMとnanoSIMのデュアルSIMとなっている。IP68の防水・防塵(じん)にも対応する。
関連記事
- 「Xperia 1 IV」と「Xperia 5 IV」どちらを選ぶ? スペックから性能までを徹底比較
ソニー製スマホのフラグシップは「Xperia 1」シリーズだが、その下として位置付けられている「Xperia 5」シリーズも機能面での差は少なく、コンパクトかつ片手持ちしやすいという利点がある。この兄弟といえる2モデルは、それぞれどんなユーザーに適しているのか。 - 「Xperia 5 IV」は何が進化したのか Xperia 5 III/1 IVとの違いを写真で解説
9月1日にソニーが国内投入を発表した「Xperia 5 IV」。キャリアからの発表も待たれる秋冬商戦向けの新モデルとなる。先代のXperia 5 IIIやXperia 1 IVとはどこが違うのか、実機を用いて比較してみた。 - Xperia 5 IVがスマホカメラのトレンドを変えると感じた理由
4キャリアが発売した「Xperia 5 IV」。専用アクセサリーとの組み合わせで、いわゆるスマホVLOGが可能だ。Xperia PRO-Iなどと比べて導入のハードルは下がったのか。 - ソニーが「Xperia 5 IV」発表 67mmの小型ボディーに“1 IVの特徴を凝縮” 今秋発売
ソニーが9月1日、Xperiaスマートフォンの新モデル「Xperia 5 IV」を発表した。日本を含む世界各国で発売する。日本では2022年秋以降の発売を予定している。 - 出そろった「Xperia 5 IV」の価格 最安値はどのキャリアか
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルがソニー製スマートフォン「Xperia 5 IV」を取り扱う。各社のオンラインショップにおける販売価格、端末購入補助プログラム適用後の実質負担額をまとめた。記事内は全て税込み。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.